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偏愛経歴書「角栓動画」

職務経歴書があるなら、偏愛経歴書があってもいいんじゃないか。

そんなことをぼんやり思う。

偏愛経歴書を書くとしたら、どんな項目があるだろう。そんなことを考える(これを、現実逃避ともいう)。

いろいろ考えてみるけれど、思い浮かぶのは趣味。好きと偏愛は、どう違うんだろう。

考えるのがあほらしくなってきて、動画を見る。動画サイトを見ていると、あっとゆうまに時間が溶けていく。

そこで、見つけた。私の偏愛対象。

それは、角栓動画。

角栓を抜いたり、押し出したり。毛穴に詰まった汚れ(角栓)を綺麗にする動画。角栓だけでなく、粉瘤の手術を行う動画もある。未知の症状に慄きながらも、怖いもの見たさで見てしまう。これこそ、偏愛じゃないか。

角栓(かくせん、keratotic plug)とは、皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固、発達したもの。

Wikipedia「角栓」より引用

角栓動画のなにが魅力なのだろう。それを考えてみる。

1.背徳感

やってはいけない。ダメと言われると、やりたくなる(カリギュラ効果)。肌を痛めるから、角栓を抜いたり、押し出してはいけない。そう言われているけれど、やりたい。そんな欲望を、角栓動画は叶えてくれる。

2.達成感

角栓が除去される。毛穴から、角栓が抜ける。溜まっていた汚れが、すっきり綺麗になる。気持ちいい。まるで、畑の作物を収穫しているみたいだ。気持ちいい。

3.リラックス

角栓動画は、無音もあれば、無駄に美しいクラシック音楽が流れていたりする。ただただ、角栓が除去される。頭を使う必要は、まったくない。これは、瞑想状態なのではないだろうか(一個人の感想です)。

4.好奇心

毛穴から、ちょこんと頭を出した角栓たち。大きいもの、小さいもの、肌の下に隠れているもの。

予想通りの大きさの角栓が取れたとき。
納得のすっきり感。

予想外の大きさの角栓が取れたとき。
予想外の出来事に、驚きと興奮を感じる。

そんな大きな角栓が隠れていたとは…!
どこにそんな汚れが溜まっていたのだろうか…!

人体の不思議に思いを馳せつつ、好奇心が満たされる。


角栓動画は魅力的だけど、その中でもさらに好みの角栓動画がある。角栓の形状や、症状、除去に使う器具、処置方法。でも、それを書き出すと、なんだか偏愛が過ぎて、変態になりそうなので、ここで自主規制。

ちなみに、角栓の話だと知りながら、この記事を読んでくれたあなたも、角栓の偏愛予備軍かも。仲間ですね…(ふふふ)。

おわり

【追記】
角栓動画を見続けていたら、過度に加工された角栓や、気持ち悪い関連動画のサムネが表示されるようになり、うんざり。それは見たくないんだよ。悩ましい…。

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