SC任用見送り
2024年2月29日に届いたお知らせ。
それは、令和6年度茨城県スクールカウンセラー任用見送りの通知だった。
これで急いで茨城に戻る必要がなくなった。
とはいえ、アパートの退去期限は3月末。
さて、どうしようかな。
任用見送りの通知が届いた日の夜に、茨城で所属しているNPO法人茨城居場所研究会(通称、いばいば)のオンライン総会があった。
沖縄に移住後、いばいばの活動にはほとんど参加できていないけれど、帰省時にはコティに遊びに行ったり、畑で採れたはつか大根をいただいたりした。
まだ現実感のないなか、いばいばの皆さんに、スクールカウンセラー(以下SC)任用見送りの通知が届いた事を、報告する。
今年度、東京都でSCの雇い止めが問題になっていたから、もしかしたら、その影響があるのかなと言われて、たしかにそれもあるのかもしれないなあと思いつつ、実際のところは分からない。
SCは会計年度任用職員。必要書類を提出し、任用候補者として登録は完了できたけれど、前任者が継続して勤務するなら、勤務先(学校)の空きはない。子どもたちにとっても、毎年同じSCが学校に居てくれた方が、安心するはず。
だから、私にとっては残念だけど、
子どもたちにとっては、悪い事ではない。
いいんだか、わるいんだか。
私の気持ちは、ふわふわしていた。
昨年と同じく、未来がまっさらになったから。
無職が確定したのに、
なんだか、ちょっぴり嬉しかった…笑
引越しを決めた後、沖縄でお世話になった人達に、茨城へ戻る事とお礼を伝える。沖縄の皆さんと話していると、まだ沖縄にいたいなあと思う。
だけど、茨城の皆さんと話していると、4月からの仕事は未定だけど、茨城に帰ろうと思う。
まだ沖縄にいてもいいし。
もう茨城に戻ってもいい。
なんだろう。どちらを選んでも幸せだ。
何をしよう。未来は未定だ。
思い返すと。
SC任用見送りの通知が届いた日の午後。仕事先で、小学生たちとオラクルカードを引いた。
【5. Bat Spirit(コウモリのスピリット)】
“A rebirth is assured.”
再生が約束されています。
このカードを引いた時点では、SC任用見送りの事はまだ知らなかったけれど。すべては良い方へ進んでいるのだ。
3月中旬の茨城行きの航空券をすでに購入していたけれど、迷った末に、航空券をキャンセルして、3月下旬に帰ることにする。
少しでも長く沖縄にいよう。
まあ、たった1週間延長しただけだけど。
1月から始まった私の沖縄でお世話になった皆さんへの挨拶。直接会ったり、メッセージでやり取りしたり。この約4年間で、こんなにいろいろな方と知り合って、仲良くさせていただけた事が、とても嬉しく、幸せだ。
毎日毎日、じんわりと幸せを味わう期間となった。ひとりで何度も手を合わせて、感謝してしまう。
なんだか、閉店セールの気分だ。閉店が迫ると、たくさんの人が訪れて、最後の賑わいを見せる。そんな閉店セール商法の気分だ。
実際、引越しをせずに、2024年も沖縄に住み続けると決めていたら、この幸せは訪れなかったのかもしれない。
沖縄移住、約4年間の成績発表のようだ。
みなさんのおかげで、私の成績は、
ほぼオール5です(自己採点)!!
心理士なのに、人の話を聴くのが嫌になって、もう人の人生には関わりたくないけれど、なにがしたいのかも分からなくて、人生迷子だった2019年の私。リハビリのつもりで2020年に沖縄に移住して、いろんなことがあったけれど、人と関わることも悪くない。人とつながることも悪くない。人の話を聴くことで、誰かに喜んでもらえるなら、私も嬉しい。そう思えるようになったのは、沖縄移住での経験が、本当に私のリハビリになった証拠だ。
そして、私が私自身を、こんな私でもいいよ。私なら大丈夫だよ。と思えるようになったことも、とても大きな収穫だ。
私の幸せは、なんなのか。
これからも変化するかもしれないけれど。
今の幸せが、なんなのか。
幸せを自覚できたことが、ただただ幸せだ。
沖縄と茨城、そして日本各地に。
私の味方が、いる。
それがとても心強い。
私が私自身への信頼を取り戻したから、
他者への信頼も取り戻せたのかもしれない。
今後のことは、どうなるか未定だけど。
私にできることを、する。
きっと、またおもしろいことが待っているはず。
よい前兆を見つけて、行動する。
残り1週間。沖縄の暮らしを味わいます。
みなさま、本当にありがとう♡
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