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【母との食事】

最近、母と食事(外食)に行くことがしばしばある。
私が離婚をし、別居という形で実家に戻ってきていることもある。
私自身、特別、新しい恋人や配偶者を作る気も、ほとんどない。
ひとつは、母が年老いて、介護が必要になり、死ぬまで、面倒をみながら、
一緒に暮らそうと考えているからだ。
母が亡くなったら、メキシコにでも飛ぼうと考えている。
 
母は正直、年金額が高いと思う。
父親が会社を経営しており、厚生年金をしこたま払っていたのが大きい。
私といえば、恥ずかしながら、家に(母に)月1万円しか払っていない。
別居の新築のローンも光熱費、通信費、子どもの学費も払っているので、なかなかつらい。
しかし、母はその1万円を有難そうにもらう。
 
そんなこともあり、酒が好きな母とは、近場のファミレスやら焼肉屋、小さな居酒屋で食事(呑み付き)をする。ささやかな幸せだ。
私が払うこともあれば、母が払うこともある。(私としては、月の生活費が1万円なので、全て出したいところなのだが、母がかたくなに払うという)



母と、やや高い回る寿司屋へ


 
母は健康であるが、アルツハイマーの初期の初期だ。あと何年、健康寿命でいられるか分からない。私の世話をすることで、シャンとしているが、やはり言葉が出なかったりする。
なので、親孝行をしたことがない私は、なるべく、刺激的な、老後経験ができないことや、楽しみを共有している。娘のDJイベントでクラブに連れていったり、ロードスターをオープンカーにしてドライブに出かけにいったりする。刺激を与えるため、ネコも2匹飼っている。私も面倒をみるが、母も猫たちの面倒をみる。(母のたくさん録画したHDD内に、仔猫の番組がたくさん入っていた)
 
母と二人で外食は、正直気恥ずかしいところはあるが、おしゃべりをしながら、何気ない楽しい空気を過ごす。母は84歳。あと、何年これが続けられるだろうか。私としては、100歳までは健康ではつらつとしていて欲しい。そして、親は親、息子は中学生の時の私なのだ。情けない気持ちもあるが、何とか幸せに暮らせるように仕向けて行きたい。

メニューが決まらない!


 
 
つづく



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