仕事を一ヶ月で辞めるかもしれません。

一昨年から不眠症に苦しみ、しばらく派遣で働いていて、ひさびさに今年、正職員として特養に再就職した。
 しかし、一ヶ月もたたないうちに退職を考えはじめています。
 また、この法人、「退職の申し出は2ヶ月以上前」とかいってるから、早くて3月下旬に退職でしょうか。というか、労働基準法では2週間前に申し出れば退職できるのではなかったかな…?

大きな理由として、そもそも勤務シフトのミスマッチ。
 遅番が12時ー21時勤務だけど、見ての通り、勤務終わりが少し遅い時間になる。わたしは睡眠障害になって以来、生活リズムを整えようとやってきたのに、仕事の帰りが遅い時点で生活リズムが乱れ、寝付きが悪くなり、睡眠に悪影響が出ることを心配してます。
 極論すれば、21時ちかくにパソコンやタブレットに介護記録を打ったら、そうやって浴びた光のために、その夜眠れなくなってしまう可能性もあるわけです。それくらい、生活リズムを気にしていて、日頃から夕方以降はスマホなど電子機器を使わないようにしています。

ついで、ユニットケア、ユニット型施設のストレスの多大さ。
 分かる人には分かると思うけど、ユニットケアでは一人の介護職がほとんどの業務を、同時並行ですすめなければなりません。排泄ケア、食事の準備、介助、下膳、清掃、記録、物品の補充、連絡や報告、ナースコール/センサーへの対応、入浴介助、等々。
 これだけマルチタスクになりやすい環境で、職員のストレスや負担が大きいと、続けていくのはちょっと厳しい。というのも、近年の脳科学では「マルチタスクは脳疲労を生み出しやすい」ことが分かっているから。それを踏まえると、「ユニット型の施設は最悪のマルチタスク環境」といえます。
 したがって、施設側としては、職員の負担軽減のために介護補助者とか、あるいは入浴パート、食介パートを入れてなるべく分業化をすすめ、現場の負担を減らすべきであると思う。しかし、わたしがいるこの施設では残念ながら、そういう努力はしていないらしい。

 以前もユニット型特養で計3年以上働いてきたけど、そこで無理をしてきたせいで身体を壊すことになった、という自覚もある。そのため、もう仕事で無理をするわけにはいかないと思っています。 

常勤で働いてみて、あらためて感じるのは、“拘束感の強さ”。たとえば、これが派遣なら、自分に合わないと思ったら契約期間を更新しなければいい。常勤だと、そうもいかない。「この環境がこのさき何年も続くのか…」という気の重さ。いざ辞めるにしても、上司にそのことを伝えて、納得してもらわなきゃならない憂鬱さ。

数日中に熟考してみて、それで意志が固まったら、介護主任に伝える意向です。

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