見出し画像

ウ*ラ*ラァー

Happy is he who is forever faced with the hour of his death, and prepares himself for the end every day. 



この言葉をはTess Gerritsen の小説の一節。
訳したら

”幸せな人、それは
自分の死といつも向き合い、その時に向けて日々準備をしている人”

どう考える?

別の質問:

もし今年が人生の最期の年だとしたら、どう生きる?
今まで通りに続けていくことは何? 今の生活でやめることはある?

私の友人がパリのオスカーワイルドのお墓に行った。随分前の話だけど。
オスカーワイルドって知ってる?
『幸福な王子』を書いた人。王子様の像とツバメの話。調べてみて。童話。
オスカーはフランスの詩人、作家、劇作家。
結婚して子供二人。 でも男色、今ならゲイ。当時のフランスではこれは犯罪で
収監されてしまう。出獄後は失意のまま47歳でなくなってしまった。

友人がお墓に行ったのは暑い八月。あまりの観光客の多さと、お墓につけられたキスマーク、それに突き刺さる日差しに疲労を感じ、さっさと帰ろうと思った。すると、前方の見知らぬ人の墓石に刻まれた数字が目に飛び込んできた。友人と生年月日が同じ。
その墓石にきざまれた言葉が "Happy is he…"の言葉。

友人はこの旅の後 15年生きて昨年、天国に旅立たれた。75歳。
ガンだった。
未亡人だった。子供はいない。大きな家にホスピスの看護婦が来ていた。
電話の会話で、死は怖くない。死んだら一瞬で神様に会える。フフと笑っていた。
医療用酸素ボンベを細い腕で引っ張り、玄関の階段で背中に太陽が当たるように腰掛ける。 神様の手が背中をさすってくれると言って涙を流されていた。

彼女が私に自分の人生のジャーナルを残してくれた。
一人で読むには勿体無いので共有していこうと思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?