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仙台89ers:2021-22シーズン 第18節(1/29、30 Home Game vs山形 at 白石市文化体育活動センター「ホワイトキューブ」)雑感

今節のプレビューはこちら。

さて、今節を前にまたBリーグでは試合中止が相次ぎ、今節のB2の開催はこの仙台vs山形と、青森vs越谷の2カードのみという事態になってしまいました。そんな中、仙台・山形双方のクラブをはじめ関係各位の尽力により白石でのHOME GAMEが開催でき、観戦できたことにまずは心から感謝を申し上げたいと思います。

◯今節の試合前トピック

プレビューで触れましたクラブの調子に乗っ・・・もとい、荒尾選手にスポットライトを当てたスペシャル企画「荒尾先輩」。今節で急遽グッズ販売(応援タオルと缶バッジ)とあれば買わずにいられるでしょうか。

「荒尾先輩」タオル

ええ、買いましたともw意外と?人気があったようで、タオルは用意された数があまりなかったらしくGAME1開場間もなくSOLD OUT、急遽オンラインストアと次節でも販売となった模様です。

あと今節からは「My Player Towel Niners Family version」も販売開始、こちらも一枚購入。

今季の推し選手、田中のMy Player Towel

ご覧の通り選手のデフォルメキャラがあしらわれたタオルですが、複数選手のを買い求めていく猛者もかなりいらっしゃいましたね・・・。こちらは充分な数を用意はしていたようですが、岡田と寺沢の若者2人分がGAME2時点でSOLD OUT、次回入荷は2/19のHOME GAMEとのことです。

あともう一つ。

GAME2の開催日はちょうど喜久山の誕生日とのこと。勝利で祝福することができますでしょうか。

それではGAMEのほうを見て参りましょう。

◯GAME1(1/29 14:55 TO)仙台76山形67

スターターはこちら。

前節負傷したバーレルは出場はできるほどには回復したようですが、スターターはメインセのセレクト。一方山形はロースターにサンチェス、眞庭、インジュリーリストから外れていた元仙台の柳川の名前がありません。外国籍選手2人で回さなければいけないというやや苦しい台所事情でしょうか。

さてGAMEのほうですが、立ち上がりからどうもフワフワしている仙台。前節GAME2同様、異様にシュートが決まりません。どうにも足が動いておらず、ボールハンドラーがボールを持ちすぎる形が続き時間を使ってはタフなシュート、あるいはターンオーバーやバイオレーションなど拙攻を繰り返し、1Q終了時点でFG%がわずか25%という低調ぶり。

ディフェンスのほうは、山形のピックアンドロールからの攻撃が止められなかったり、警戒しなければいけないローソンjrへのアウトサイドでのチェックが甘くなり、いつぞやの対戦のごとく3Pを次々に沈められる始末でしたが、それでも山形の得点を15でとどめられたのはまだ我慢が出来ていたということでしょうか。

しかし2Qでも低調ぶりは続き、3分間でさらに山形に2‐9のランを許し13点のリードを作られるとたまらず仙台はタイムアウト。完全にリズムを崩し切るまえにこのタイムアウトを取ったのは効果的だった模様で、ディフェンスが少しずつ強度が高まってきます。

また、今日はベンチスタートだったバーレルがこのQでその力を発揮し、インサイドでの存在感を示しだすとオフェンスも活性化しだして、特別指定の2人がペネトレイトやスティールからのファストブレイクなどで躍動、チームを鼓舞し、2Q終了時には34-33とわずか1点ではありますがひっくり返すことに成功。

TV中継の都合で15分と少し短いハーフタイムのあと、2Q終盤の勢いをもって一気に走りたい仙台でしたが、このQはどうにもつまらないターンオーバーが目立ち、見ているほうにも少しイラつきが出てきます。選手としては行けると思うからこそパスを出していたりするのだと思いますし、あえて狭いところを通してこそいい攻撃になるのであろうことは理解しますが、少し簡単に相手に読まれているのはちょっと良くないかなぁ・・・。

ディフェンスのほうはインテンシティ高くいけているところがあるにもかかわらず、そのオフェンス時のターンオーバーの多さで突き放せそうな機会をことごとく失い、概ね1~2ポゼッション差の時間が続きます。これも前節GAME2のような嫌な感じ。相手に合わせなくてもいいのに合わせにいく悪癖は相変わらずです。

しかし3Qの終盤には再びバーレルのインサイドワークで盛り返すと、最後は寺沢が残り数秒のファストブレイクから値千金のブザービート3Pを決め、このGAME一番の盛り上がりを見せ、得点差を2桁に広げて3Qが終了。しかしながらこのQだけで6本のターンオーバーはやはり多すぎです。

4Q はここまで作った得点差は概ねキープできつつも、1Qのようにシュートセレクトの悪さやターンオーバーなどが再び出てきてしまい山形を突き放すことはできずに時間が経過しGAMEは終了、なんとなく消化不良感が残ります。このGAME、4Qに限ったことではないのですが、どこかベテラン勢の調子が今一つで、シュートがなかなか決められなかったり、ターンオーバーなどのミスが多かったり。2Q、3Qでの岡田や寺沢といった若手の躍動でなんとか勝利をもぎ取れたGAMEでした。

気になった選手:バーレル
前節での負傷がどうなることやらと思いましたが、プレイできるぐらいの軽めのものだったようで一安心。ただアップの時など軽く足を引きずっているようにも見えたので万全の状態というわけでもなさそう。名古屋Dの時も結構ケガで苦しんだ時期もあったように記憶していますので、あまり無理はされませぬよう・・・。

しかしこのGAMEもひとたびコートに上がればいつものようにパワフルで熱いプレイは健在でしたので、大事をとってのベンチスタートだったとは思いますが、後半戦も思う存分インサイドで暴れてほしいですね、テクニカルファウルはなしの方向でw

◯GAME2(1/30 13:00 TO)仙台74山形67

スターターはこちら。

GAME1と変わらず、バーレルはベンチスタート。プレイするには差し支えない状態とはいえあまり無理もさせられないということでしょう。またGAME1で少し精彩を欠いたような感じのあったベテラン勢のGAME2での奮起に期待したいところ。

立ち上がりは双方少し重たく一進一退の攻防で、5分ほどまではリードがくるくると入れ替わる展開。GAME1と違うところはローソンjrをあまり自由にさせていないところでしょうか。

5分経過後は仙台がスティールからのファストブレイクなどから流れを掴み岡田の個人技などで得点を重ねると10点のリードを作って1Qが終了、GAME1とは違ってまずは順調な滑り出し、このまま手堅く勝利を掴めるでしょうか。

2Qもディフェンスは良くできていて山形に得点を簡単には許さないものの、こちらのオフェンスも湿り出します。パスがうまくインサイドに入るとメインセやバーレルがゴリゴリっと決めるは決めるのですが、OTOの後からはGAME1の立ち上がりのように少しオフェンスの足が止まり始め、得点が伸びずに山形を突き放すことができません。

前半はそのままお互いに決め手を欠いて仙台が8点リードで終了、ディフェンスは概ねしっかりできているので後半はもう少しオフェンスを活性化させたいところ。

しかし後半に入るとオフェンスの低調さに拍車がかかり、積極的に3Pを狙うのはいいですが精度が悪く決めきれなかったり、GAME1同様ターンオーバーやバイオレーションなどでポゼッションを失うなどしている間に山形に連続得点を許しあっという間に2点差にまで詰め寄られます。

ここで悪い流れを断ち切ったのが寒竹の連続3P。GAME1では岡田や寺沢といった若手の躍動が仙台へ流れを呼び戻しましたが、このGAMEはベテランが流れを引き戻してくれます。

その後もまた一進一退の流れになるのですが、3Qの終わり間際に少しジャッジによるGAMEのあやが起こります。ゴール下への切り込みを狙おうとした寺沢がファウルドローン。その際に山形ベンチから大声での指示が飛ぶと、これがテクニカルファウルの宣告。

これには山形も流石に不服でしょうから異議を唱えるもの判定は覆らず。あれでベンチファウルを取られるなら仙台もここまで2つ3つ取られててもおかしくないのですが・・・。そのほかにもここまでジャッジが少し山形には厳しめでないかな?という感じがこちらですらしていましたが、前節もそうでしたが、どちらかに偏っているように見えるようなジャッジはもう少し何とかしてほしい・・・。

4Qも引き続き一進一退の状況は変わらずどうにも歯がゆい展開が続くも、神里の連続3Pや月野の3Pが決まるとOTO時点ではリードを12点に広げることに成功。そのまま2桁点差ですっきり勝ち切りたいところだったのですが、終盤にミスが頻発し山形に2ポゼッション差まで詰め寄られます。

しかしここは残っていたタイムアウトを使うベンチワークで相手の最後の反撃ムードを断ち切って、なんとか連勝をクリンチ。

気になった選手:オリバー
ここまで各試合オールラウンドな活躍を見せてくれていたオリバーですが、このGAMEに限っては今一つ精彩を欠いていました。ディフェンスでは持ち味のスティールを2本決めはしたのですが、得点が6点と伸び悩むとターンオーバーも3本とオフェンス面でいつものような貢献ができませんでした。

試合後夜遅くに投稿されたTwitterの文面からは、自分のパフォーマンスの不甲斐なさを悔しがっている感じを受けましたが、あまり引きずらずにいてほしいところですし、持てる力量に間違いはないと思うので、次節以降にまた攻守に活躍してくれることを大いに期待しています。

◯最後に

連敗の後連勝と、何とか貯金を元に戻すことはできて一安心。曲者山形にはやはり苦戦しましたが、最後は選手層的なところで少し上回ることができた感じがします。もし山形がフルメンバーできていたら・・・と思うと背中に冷たいものも走りますが・・・。

今節は無事2GAMEを開催できたわけですが、周囲を見渡すと中止GAMEがかなり増えてきました。そんな中で仙台は対戦相手の巡り合わせもあるとは思いますが、ここまでB1B2で唯一中止GAMEがまだないクラブなのはとても奇跡的なこと。しっかり対策をしている選手たち一人一人やクラブ全体、クラブを取り巻く関係者の方々の尽力に心から敬意を表したいと思います。

次節は中2日で青森との塩釜でのWeekday GAME。青森はチーム状態の良くない状況が続いていて連敗を重ねてしまっていますが、失うものは何もないとばかりに上位にいる仙台を食ってやろうという勢いでくることでしょう。昨季まで仙台にいた臼井の成長ぶりも著しいですが、しっかり準備をして臼井に恩返しをされないようにお願いしたいですね。

それではまた。

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