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仙台89ers:2022-23シーズン 第32節(4/15,16 Away Game vs茨城 at アダストリアみとアリーナ)雑感(15:現地、16:バスケットLive観戦)

今節のプレビューはこちら。

◯試合前トピック

・今年もあります仙台ラーメンフェスタ

昨年もGW期間中に開催されていました仙台ラーメンフェスタ。昨年の様子はこちらにちょっと。

昨年は9店中6店をいただきましたが、今年は11店に増加、うーんどれも全部食べたい!GWは毎日のように長町に来ないといけないかもですw

◯Game1(4/15 15:05 TO)仙台91茨城90

Game1のメンバー発表を前にこのリリースが。

脳震盪回復プロトコルを順調にこなして無事復帰。今季結構けがや脳震盪が多いのであまり無理しないでほしいところもありますが。

Game1のエントリーメンバーとスターターはこちら。

さっそく田中がスターター入り。ディフェンスのキーマンへの指揮官の信頼度の高さがうかがえます。一方、加藤がベンチから外れて渡部がロースター入り。確かに加藤がここ最近コンディションが今一つかな、というところはありましたが。

立ち上がりは2-9のランを作った茨城が先手を取ります。やはりタプスコット中心のスコアリングをしてきますので、何とかディフェンスでここを止めていきたい。仙台もここのところ好調なトーマスのアタックやブースの3Pで追撃を図りますが、いつものように良いとは言えないシュート精度で得点を取りあぐねるうちに茨城に得点を奪われると一時は11点のビハインド。しかしそこからディフェンスを踏ん張って、茨城のゴールを1Q終了までの4分間で2点にとどめ、仙台のほうは好調トーマスやブース、片岡の3Pなどで15-2のランを作ると23-21とリードする形に持ち込みます。

2Qに入ると再びシュート精度が少し落ち、その間に茨城が着実に点を重ねてほどなく逆転されてしまうとそこからはやや拮抗した展開に。しかしそこから試合を動かしたのは茨城の山口。積極的なドライブに仙台のディフェンスが後手を踏むと、山口が内に外にとゴールを沈めてきて、じわりじわりとリードが広がりだし、前半は35-40と5点ビハインドで終了です。

やはりオフェンスに持ち味をもつ茨城、前半だけで40点を取られてしまいました。とはいえタプスコット、ジェイコブセンにそこまでやられている感じでもなかったのですが、好調そうな山口に得点を重ねられているのが仙台としてはやや誤算だったか?後半も茨城の外国籍選手には引き続き警戒しながら、もう少しディフェンスのギアを上げたいところです。

3Qも先手を取ってきたのは茨城で、一時はまたしても11点ほどの差をつけられる展開で、その立役者はやはり山口。なんでかなかなか止められない・・・。しかし、11点をリードされた5分過ぎからは、トーマスや小林が積極的なインサイドアタックを仕掛けていくと茨城からファウルドローンを多く誘えるようになり、そこから得たFTでつないでいく形が続き、リードを離されずに食らいつく我慢の展開。しっかりしたディフェンスから、という仙台のGameというよりも積極的なオフェンスで得点を取っていくような形を見せまだ十分に勝機を残す57-63と6点のビハインドで終了。

4Qも入りからブースや渡部の得点で2点差まで迫るものの、勢いがなかなか続かず、ディフェンスでは茨城の山口のアタックを止められなずなかなかGameをひっくり返すまでにはいきません。しかし仙台はトーマスが好調、そのインサイドアタックでじわじわ得点を詰めていくとOTO直前には片岡がこの日2本目の3Pを沈めるとこの時点で4点と少しビハインドを縮めて残り時間に勝負をかけます。

OTO明けになるとトーマスの勢いが全開、インサイドでオフェンスリバウンドをしつこくもぎ取りセカンドチャンスを決め切るとついに同点に追いつきます。好調トーマスの極めつけは残り1分少し、81-79と2点リードしたところでの茨城のポゼッション。トーマスが激しいディフェンスで茨城中村のミスを誘いスティールすると、そのまま自ら持ち込み中村とタプスコットに囲まれながらもファウルドローンを誘いつつファストブレイクを決め切りAnd1を獲得、これもしっかり決め切る3Pでリードは一気に5点差に。茨城もエースタプスコットに託し食い下がりますが、残り30秒でブースがとどめの3Pでリードは6点。その後はファウルゲームに来る茨城をいなし続けておおむね5点前後のリードでコントロール、茨城最後のポゼッションはブザービートの3Pは決められたものの逆転は許さず、91-90としてやったりの逆転勝ちです。

気になった選手:トーマス
好調を維持するトーマスがこのGameも出色の活躍。28点を取ったオフェンスもそうですが、その確かなディフェンス力で4Qには勝負を決定づけるスティールからのファストブレイクで仙台を勝利に導くのでした。これだけできる選手ですから、やはり年明けの不在の期間がチームとして不調に陥るのも無理はなかったか・・・。

◯Game2(4/16 15:05 TO)仙台71茨城94

Game2のエントリーメンバーとスターターはこちら。

Game1と変わらず。勝ったとはいえ、90点失点はちょっと仙台のGameではなかったので、今Gameはディフェンスから巻き直したい。

序盤から茨城のP&Rに手を焼くような形で得点を許すと、1Qだけでブースが2ファウルは少し誤算だったか。4分経過ほどで8-13とされると仙台早くも1回目のタイムアウト。仙台はそこまでディフェンスが悪い感じはしないのですが、少しずれを作られているスキからタッチがよさげなペリメーターからのシュートを決められているのはもう少し修正したい。オフェンスのほうは少しいつものシュート精度の面の課題が出てきている感じで決めきれないのがもったいない。1Qは17-28と11点のビハインド・・・なのですが、28点は少し取られすぎです。

2Qも茨城に着実に得点を決められると一時はビハインドが15点、仙台は4分経過時で寒竹が3Pを一つ決めたのみのお寒い状況。この時点で前半2回目のタイムアウトを取る由々しき事態。とはいえ1Qから悪くはなかったディフェンスで、1Qとは違い6点のとどめられているのは僥倖か。その後はオフェンスでもボールが回るようになりGame1から好調トーマスのゴールなどでじわりじわりと差を詰めていきますが、いい形で放る3Pがことごとくリムに嫌われるのは嫌な感じです。しかしその後もしっかりとディフェンスをやりきり茨城の得点を10点で抑えてみせるとQ終盤間際にはGame1で勝負を決めたスティールを再現するかのようにトーマスがスティールを決め、これをゴールに結びつけ、前半のビハインドを一気に取返し34-38までに挽回、状況的にはGame1とほぼ同様の状況となってきました。

茨城は秋田とはまた別な意味でライバルクラブだけあって、1Qではどうなるものかと思わされたものの、やはり競った展開になるのは避けられなさそう。しかしオフェンスでは3Pのタッチが良く無さげなのは気になるところですし、ディフェンスでは茨城のP&Rからのインサイドへ切り込むリムアタックに少し後手をふみ、FTを与えるファウルドローンが多いのは気がかり。ここは後半に向けて修正していきたい。

3Qはしばらくはお互いに守りあうディフェンシブな展開、双方なかなかゴールが決められません。しかしここまで3PMがゼロだった茨城が多嶋の3P成功をきっかけに多嶋、ジェイコブセンと立て続けに3Pを沈めれられるとビハインドがまた2桁に広げられてしまいます。タイムアウトから立て直したかった仙台ですがシュート精度が上がらず決めきれない中、今度は福澤に2連続3Pを決められてはさらにビハインドを広げられるばかりで一時は20点の差をつけられてしまいます。結局このQでディフェンスを我慢しきれず茨城に31得点を許しては48-69と大きく引き離されてしまいます。

4Qは仙台がインサイドにボールを集めると、1分経過しないうちに茨城から4ファウルドローンとして追い込みにかかります。岡田の連続3P、トーマスのリムアタックからの3Pプレイなどで猛追撃を始めるとビハインドは12点、逆転の目が少し見えてきます。仙台は岡田にボールを託し3Pを狙いに行きますが決めきれず、オフェンスリバウンドで競ったブースが痛恨のファウルアウト。少しビハインドが広がってOTO。

OTO直後、福澤に2連続3Pを沈められてビハインドを22点に広げられるともはや万事休す。仙台は追撃をねらう3Pがさっぱり決まらずなすすべなし。ブースがファウルアウトして3Pを託せる選手も減っていたいのも痛かった。そして茨城にはそのままリードを保たれ71-94と大差をつけられての大敗となってしまいました。

気になった選手:福澤(茨城)
B2時代の対戦でもそのシュート力にはさんざん煮え湯を飲まされてきた福澤ですが、今季はけがで離脱していた時間も長かったところ今Gameで復活の狼煙のファイヤー、3PMが5本、FTを12/12で27得点の大爆発。特にFTがノーミスなあたりはさすがの一言で、FTが上手とはいいがたい仙台ガード陣にもここは見習ってほしいところです・・・。

○最後に

Game1では殴り合いの末勝ち切ることができたものの、Game2では殴り返せずの悔しい敗北。対戦成績こそ2勝2敗のタイではありますが、得失点差で引き離されてしまい最終勝敗数が同じになった場合は茨城のほうが上回ることになってしまいました。これは悔しい・・・。

しかし何といっても、今節2Gameとも90失点を超えるGameとしてしまったことは少し反省すべきところで、Game1はオフェンスが好調だったので殴り返すことができたものの、仙台が抱えるシュート精度の悪さやターンオーバー数という課題を考えるとGame2での得点が平均的なところになるはず。そうするとディフェンスのほうも失点を70点前後に抑えていかなければいけないところ、Game1で山口、Game2で福澤と茨城側に日替わりでヒーローが生まれたとはいえ、仙台としては持ち味のディフェンスをやり切れなかったことは少し受け入れがたいものでした。

さて4月の連戦も終盤に入り、次節はWeekday GameをAwayで秋田と、その次の週末はHomeでA東京と対戦と強豪相手が続きます。また今節は富山が勝利しているため仙台のB1残留は決定せずとなりました。次節までは時間もあまりないですが今節ちょっと緩んでしまったディフェンスを立て直し、不倶戴天のライバルである秋田から2勝目をもぎ取って対戦成績をタイにして次自力での残留を確定させようじゃないですか。引き続き最後まで我々もダイキエンを続けてまいりましょう!

それではまた。

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