仙台89ers:2022-23シーズン 第31節(4/12 Home Game vs 宇都宮 at ゼビオアリーナ仙台)雑感
今節のプレビューはこちら。
◯試合前トピック
前節から特にございませんでした。
◯Game(4/12 19:05 TO)仙台74宇都宮82
今Game前に以下のリリース。
前節千葉J戦Game2でしたか、エドワーズと激しく激突したシーンがあり、多分その時かな・・・と思いますが、今季の田中は激しいディフェンスに行くあまり、相手スクリーナーとぶつかってしまうこともしばしばなのですが、今季これで2度目の脳震盪プロトコル。残りGameも少なくなりますが、しっかり静養して備えてほしいところです。
Gameのエントリーメンバーとスターターはこちら。
上記のように田中欠場を受けて、渡部がベンチエントリーで、スターターは岡田をチョイス。得意の3Pに機体がかかります。宇都宮はスコットがどこか傷めたかコンディション不良かでエントリー外。プレビューで警戒していたインサイドのキーマンが不在の宇都宮に対して仙台はどういう対応をしていくでしょうか。
Gameは互いにFTから入るもそれぞれしっかり2つ決め切り、その後も双方ディフェンスを強みとするクラブだけあって点を取っては取り返し、守っては守り返しの展開。しかし、宇都宮のほうがインサイドアタックからのキックアウトでフリーになった選手が3Pを確率よく決めてきて、1Q中盤の仙台のターンオーバーやシュートミスから少しリードを広げていきます、食らいつきたい仙台もQ終盤になると宇都宮にお返しするかのようにターンオーバーを誘って追い上げにかかりますが、ここ数Game同様リバウンドがあまりとれずに宇都宮にはセカンドチャンスを許しこちらはセカンドチャンスに結び付けられないのはちょっと気がかり。あとはなかなかインサイドへボールが入らずペイント内の得点も今一つな中、20-25と5点ビハインドで終了。
2Qに入ると宇都宮のディフェンスが固いというのももちろんあるのですが、シュート精度の悪さをさらに露呈。2Q開始早々にトーマスが挙げたゴール以降、3分半得点がなし。宇都宮のショウディフェンスやディナイディフェンスをかわし切れずにセレクトがいいとは思えないタフなシチュエーションでのシュートを放らせられていてはちっとも決められない展開。ディフェンスのほうは頑張れてはいて宇都宮には簡単には得点を許さないもののジリジリ差を広げられて一時は9点差。しかしそこから寒竹の連続3Pと片岡の3Pが決まると一気に3点差には詰めますが、大事なところでのターンオーバーやどうにも無理な体制からのシュートばかりが目立って得点を決められずにいると、逆に宇都宮にはFTやしっかりとシュートを決め切られては再びリードを広げられ、結局仙台はこのQで11点しか取れずに31-41とビハインドがさらに広がります。
ディフェンスのほうはそこまで悪さを感じないのですが、スイッチやショウディフェンスがあまり効かずに、ペネトレイトで中に収縮するとアウトサイド、アウトサイドを警戒するとインサイドのあわせなどで得点を決められているので、もう少し足を動かして頑張りたいのですが、宇都宮のエース比江島のフロップにも見えるドライブに手を焼き、FTを与えてしまっているのは後半修正したいところ。
それにつけてもオフェンス面は前々節の北海道戦からどうにも精度が落ちてしまっているのがよろしくない。3Pこそはそこそこ決められているものの、2Pがなんでかわからないけれどもリングからぽろぽろこぼれるばかりでフラストレーションがたまります。後半に向けて修正できるといいのですが。
巻き返したかった3Qも状況は2Qとほぼ変わらず。シュートを決められない仙台に対して、仙台のディフェンスに苦しみながらも要所では形を作ってシュートを決めていく宇都宮という展開に終始。仙台のどんどん悪くなるFG%には頭を抱えるばかりなのですが、それに輪をかけてオフェンスリバウンドが全く奮わないのが痛い・・・。ディフェンスのほうはそれでも強度は保ってリードを前半終了時から広げられはせずにいたものの、3Q最後のポゼッションは今Gameの悪さ加減を象徴するようにターンオーバーとしてしまうと宇都宮にポイントアフターターンオーバーを決められてしまい、宇都宮の得点を12点と抑えたにも関わらずわずか10得点しか取れずFG%はついに35%台。3Qは41-53とまたわずかですがビハインドを広げられて終了。
12点差だと4Qでもまだ巻き返せなくもないのですが、今Gameのあまりに悪いシュート精度を考えるとかなり厳しい得点差。OTO差までに2ポゼッション差ぐらいまでにはできればと期待をかけるも、4Q宇都宮のファーストポゼッションで遠藤にあっさり3Pを沈められてしまういささかがっかりな入り。その後もあれよあれよと宇都宮のゴールを許すとビハインドを縮めるどころか差を19点に広げられてはちょっと勝機が見出しにくい状況に。しかしここから仙台もようやくお目覚めか、宇都宮の得点を3分半ほど止めてみせる巻き返しを見せ、19点に開いた差を12点に縮めてみせます。しかし仙台が追撃しだすと宇都宮も要所で比江島にボールを託せるという強みを見せ、OTOまでには3点戻され48-53と15点差とされてしまいます。
OTO明け、残り3分半のところの宇都宮の得点で17点差とされるとほぼセーフティリードとなった宇都宮はガベッジタイムに突入の構え。ただそこは藤田HCのもとよく鍛えられている仙台の選手たち、ガベッジタイムだからと生半可なクロージングに入らせることはありません。いかに劣勢でも「Grind!」というチームのプレイスタイルを選手全員が最後まで貫くことが特にこの終盤はできるようになっていますから、緩んだ宇都宮を猛追撃。残り20秒のところではついに1ポゼッション、3点差まで詰め寄りますが、ファウルゲームにいくもそこは試合巧者の宇都宮にきっちりFTを決められるとやはり開きすぎた差は追撃しきれず。69-74とまたしてもロースコアながら一歩及ばず(Game中の体感的には二歩も三歩も及んでいないようではありましたが)、今季は宇都宮からは一度も勝利を挙げられずに対戦終了です。
気になった選手:なし
今Gameはあまり印象に残った選手は双方おりませんでした。
◯最後に
今Gameは今季ずっと付きまとっている課題であるシュート精度の悪さ、そしてここ数Game元気のないバーレルに比例するようなリバウンドの取れなさにつきます。FG%こそ4Qの最後の最後で向上させ40%に持ってくることはできたものの、40%を切るような時間帯が続くのではさすがに辛い。またリバウンド数はトータルで10本以上も少ないあたりもシュート精度の悪い仙台にとってはつらい状況。とはいえその他主要スタッツは宇都宮とほぼ互角でしたし、前半少し多く見えたターンオーバーはGameを通しては9本で抑えられた一方、宇都宮からは14本誘えていたところで最終得点差的には少し競るところまで持って行けた要因かもしれません。
さて次節はAwayの地で直接的に地区順位を争う負けたくないクラブのうちの一つ茨城との対戦、そのあともAwayでWeekDay Gameを秋田、HomeでA東京と連戦が続きます。うち次節の茨城とは今のところ1勝1敗ではありますが、前回Homeでの対戦では純粋なGameの内容というよりは、選手やコーチ・スタッフが自分たちでどうしようもできない部分で敗れてしまった感のある悔しいGameとなってしまいましたので、今回しっかりその借りを返したいものですね。
それではまた。
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