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何のために生まれ変わるのか

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『斎藤一人 人生がすべてうまくいく“魂”の成長』(プレジデント社)です。その中から「魂の成長」という題でブログを書きました。 今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす

小林正観さんは「何のために生まれ変わるのか」についてこう言っています。
ある経営者の方がこう言いました。「私は人生の65年の中で悪戦苦闘してきました。何をやっても、人の2倍3倍の努力が必要で、その2倍3倍の努力をしなければ人並みにならず、5倍くらい努力してやっと少し生活が楽になるような状況でした。いったい、自分の人生は何のためにこの世に存在しているのでしょうか」
自分の前世は何者で、来世は何者で、自分の頭に入っている魂というのは何者か知りたい、というのです。その方は、人生について65年ずっと考えてきたのでしょう。私の答えを聞いてから、2分くらい絶句していました。2分ほど経ってからこう言いました。「わかりました」そう言って帰られました。
その方に私はこうお答えしたのです。「もし、あなたの前世が5人10人の人を殺した殺人者だとします。では、今生生まれ変わってのテーマは何だと思いますか」「わかりません」「喜ばれる存在になりなさい、というのが今生でするべきことですよね。
では、前世でもし、とても人に喜ばれて、みんなから尊敬され、敬意を持って慕われるような存在だったとします。今生でのテーマはなんでしょうか」「わかりません」「より喜ばれる存在になりなさい、ということですよね」そうであるならば、前世が何者であったかを考える必要はなくなります。前世が何者だったから、今生は何をしなくてはいけない、ということを考える必要はないのです。
前世が何者であろうと、今生でのテーマは「どうしたら喜ばれる存在になれるか」もし前世が喜ばれる存在であったなら、もっと喜ばれる存在になりましょう。もし前世が喜ばれない存在であったら、今生では喜ばれる存在になりなさい、ということですから、前世に関心を持つ必要はないと思います。ただ、今生でどう喜ばれる存在になるかということだけです。(「人生を楽しむ」ための30法則/講談社)より

何のために、我々はこの世で「魂を磨いたり、魂を成長させる必要」なのか、です。その答えはたったひとつ、「喜ばれる存在になる」ことです。「喜ばれる存在」の反対は「喜ばれない存在」です。人から嫌われ、いやがられ、遠ざけられる存在です。人から嫌われ、憎まれ、うらまれ、避(さ)けられ、あげくの果てに存在を無視されたら、誰でも「私は何のためにこの世に生まれてきたのだろう」と深い絶望感に襲われるでしょう。

だからこそ、我々の日常生活はすべて「自分が喜ばれる存在」になるために、日々努力をしているのです。それは、「人から必要とされる存在」であり、「あなたがいてくれてよかったと思われる存在」です。それは日常のちょっとした心がけから生まれます。

「どんな場面でも、感謝の言葉を多くすること」「笑顔で挨拶すること」「気持ちのよい返事をすること」「お先にどうぞの気持ちを持つこと」「いつも機嫌よくいること(不機嫌を避けること)」「笑いを多くすること」「おかげさまの気持ちを持つこと」「人の気持ちをあたたかくする“愛語”を使うこと」等々の心がけです。

「人に喜ばれる存在になるため」に生きる、って本当に大事だと思います。

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