見出し画像

実行

今日のおすすめの一冊は、森信三師の『森信三 運命を創る100の金言』(致知出版社)です。その中から「黄金のカギ」という題でブログを書きました。

本書の中に「実行」という心に響く言葉がありました。

《実行》 「われわれ人間は実行しない限り、実は全然知らないのと同じだ」――これは王陽明という中国の哲人の教えですが、われわれ人間は、頭の中でどんなにリッパなことを色々考えたとしても、実地にそれをやらなかったとしたら、それは夢まぼろしに過ぎないといってよいでしょ う。
《雑事雑用》 日常の雑事雑用をいかに巧みに要領よくさばいていくか―そうしたところにも、人間の生き方の隠れた呼吸が あるということです。
《縁》縁は求めざるには生ぜず。内に求める心なくんば、たとえその人の前面にありとも、ついに縁を生ずるに到らずと知るべし。
《人生の晩年》人生の晩年に近づいたならば、青壮年の時代以上に、はるかに心を引きしめて、人生の晩年の修養に努めねばならぬであろう。

◆『実行』どんなに素晴らしいアイデアがあろうと、それが具体的に実行に移されなければそれは、絵に描いた餅と同じです。地球は、実行の星です。実践の人でありたいと思います。

◆『雑事雑用』時間の使い方の上手な人は、雑事雑用の処理が巧みです。森信三先生はそのコツを、「すぐその場で片づける」ことであり、「スグサマ着手」「即刻、処理」だと言っています。

◆『縁』縁は自ら求める心がなければ、縁は結ばれません。求める気持ちがなければ、たとえ目の前に相手がいても、縁は生じないということです。

◆『人生の晩年』人生の晩年に近づくと大方の人は、もうこれで上がりだ、余生を楽しもうと、気が弛みます。しかし、多くの人が休もうとするその晩年こそが大事なのです。安岡正篤師はこう言っています「年と共に人間の佳境に入るのが本当である」と。そして、禅の言葉にあるように「更に参ぜよ三十年」です。いい加減なところで、これで出来上がったと思ったら大間違いだということです。いつくつになっても「これでいい」ということはありません。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?