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そのままで大丈夫

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『「大丈夫」がわかると、人生は必ずうまくいく!』(サンマーク文庫)です。その中から「他人と比較する人」という題でブログを書きました。

本書の中で「大丈夫」についてこんなことが書いてありました。

この世の中で一番不幸なことは、自分のことを「大丈夫だ」と思えないことです。 そしてさらに不幸なのは、まわりにその人のことを「大丈夫だよ」と言ってあげられる人がいないことなんです。 人間はもともと等しく「大丈夫」なようにつくられています。 学校の成績が悪い人でも、運動会でビリの人でも、そのままでしあわせになれるように神様がつくってくれているんです。
それを、「算数ができなきゃダメだ」とか「運動神経が鈍い」とかまわりから言われているうちに、自分のことが「大丈夫だ」と思えなくされたんだよね。 それと「自分はまだまだ未熟ですよ」と思って生きているのを“謙虚”だと思っているかもしれないけど、「自信満々に生きている人が威張らない」のが“謙虚”なの。 「自信がない人が威張らない」のは“卑屈”なんです。 謙虚に生きる人と、卑屈に生きる人とでは、自(おの)ずと結果は違ってきます。
それと同じで、「大丈夫だ」と思って生きている人と、「大丈夫じゃない」と思って生きている人とでは、まったく人生が変わってくるんだよ。 それで自分で思ったにせよ、誰かに思わされたにせよ、「大丈夫じゃない」と思って損をするのは自分なんです。 蕎麦屋で「カツ丼、3つ」って言えば、カツ丼が3つ出てくるの。 「こんなに食べられません」って言っても、あなたが頼んだものだから、そのお代を払わされるのはあなたなんだよね。
それと同じで、天に向かって「大丈夫じゃない」って言っていると、「大丈夫じゃないこと」を引き寄せるんです。 だから、まずは自分が「大丈夫なんだ」ということを知ること。 そして、まわりの人にも「大丈夫だよ」って言ってあげられることが大事なんだよ。 生まれてきた子どもはみんな「大丈夫だ」と思って生まれてくるんです。
そして、親も「生まれてきてくれただけでしあわせだ」って思ったんだよね。 それを「あれができなきゃダメ」とか「これができなきゃダメ」と言って育ててると、その子はだんだん、自分のことを、自分の人生を信じられなくなってしまいます。 だから、親が子どもに一番伝えなきゃいけないことは「おまえはそのままで大丈夫だよ」っていうことなんだよね。

自分のことを大丈夫だと思えない人は、いつも不安を抱えています。 心配性で自信がないというのは、子どもの頃、親から受けた「おまえはダメ」というようなメッセージが強く影響します。 心理学の交流分析(TA)ではそれを「禁止令」という。 たとえば、幼少期に親から「子どもは黙っていなさい」「口答えするな」と強圧的に言われて育つと、自分から考えようせず、何にたいしても受け身の姿勢が身につく可能性が高いわけです。

また、親から、「お前が男の子(女の子)だったらなぁ」と男や女という性を否定されて育つと、男(女)である自分は必要ないんだ、と自分に自信が持てなくなります。 つまり、大丈夫ではなくなるのです。 『「大丈夫」がわかると、人生は必ずうまくいく!』 「大丈夫」という言葉は人を元気にさせてくれます。

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