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世間が味方してくれるには

今日のおすすめの一冊は、北川八郎氏の『繁栄の法則 その二』(致知出版社)です。その中から「戦わない経営」という題でブログを書きました。

本書の中に「世間が味方してくれるには」という心に響く一節がありました。

若い時の宮本武蔵は無敵な人でなく、勝っている時は敵だらけでした。倒しても倒しても敵が現れ「つばめ返しの小次郎」を倒してやっと戦うことが虚しくなり、熊本にこもりました。そして人に愛されて初めて本当の無敵になったのです。
戦い尽くしていた若い時とちがって晩年の宮本武蔵のように、周りの人々の胸の中に灯をともせる人、皆から愛され好かれる人が無敵な人であることは言うまでもありません。その気づきをどう経営に生かせるかです。
現代において「人々に愛される無敵」の武器があるとすれば、それは『笑顔』 です。企業でいえば『温かさ』です。いいかえれば、とにかくまずお客の幸せ (困っていることや苦しんでいることを解決してあげること)、喜びを社の商品で表せるかです。
経営者に必要なものは「温かさ」に基づいた「笑顔」を社員や商品や接客に表していくことです。 部下に接する時、欠点ばかりをつくのは人を傷つけるだけ。そうするとそれは 弱点になって、立ち上がれなくなる。失敗と欠点は人につきものと知って、社員に明るい未来を語り希望を与えてあげるように社内を日常化することが大切です。
社員はワクワクとし、社内は活発になるでしょう。 社長が自分も幸せになりたいなら、まず周りの人を幸せにしてあげたいという願いを持って接するのです。周りを良くしたら、自分も良くなります。それには 経営者がまず気づきを高め、同じ友を得てそのことを確かめ、語り合う場を持つのも大事です。
世界中すべて人々の安らぎの共通語は「笑顔」。いつも鼻歌を歌って過ごせる心境を得ると、大変な状況になったとしても社員が目ざめ、社を盛り立てようと 団結して自然に最善の道が拓けてくるようになります。その時は、世間が必ず、 必ず応援し味方してくれるでしょう。次の成功に期待できるようになっています。
会社の目ざす「温かさ」が、社内から社外へ、商品へ、接客へ広がり始めると、 私の言う「世間が味方してくれる」ことに気づきます。


五日市剛氏は「成功する人は、敵の少ない人ではない。味方の多い人だ。」と言っています。味方になるか敵になるかの分かれ道が「笑顔」です。笑顔があふれている職場や店は、温かさに満ちています。だから、多くの味方(ファン)が集まります。

反対に、笑顔のない不機嫌な職場や店には、冷たい空気が充満しています。だから、多くの味方は離れていき、敵がどんどん増えていきます。

笑顔あふれる「味方多き人(職場・店舗)」でありたいと思います。

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