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二度味わえはしないこの人生

今日のおすすめの一冊は、中村天風師の『中村天風 折れないこころをつくる言葉』(イースト・プレス)です。その中から「心を明朗に」という題でブログを書きました。

本書の中に「二度味わえはしないこの人生」という心に響く文章がありました。

《いっぺん死んじまえば、二度味わえはしないこの人生、こりゃあ尊いものです。》

心に成功の炎

人生は、今生の一ページかぎりで、二ページはない、と天風はくり返し語っています。だから、 「この人生は尊いのだ。生きている今、この尊い人生を、広く、深く味わおうではないか」という のが、この言葉にこめられたメッセージでしょう。

中村天風 折れないこころをつくる言葉

「人生二度なし」(森信三)

アメリカのジャーナリストのミッチ・アルボムが書いた、「モリー先生との火曜日」という小説がある。難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された、モリー・シュワルツ教授が死を前にして、かつての教え子であるミッチに贈った、「最後の授業」を記録したノンフィクション小説だ。

その中にある、心に残る言葉…

■いかに死ぬべきかを学べば、いかに生きるかも学べる。

■人生に意味を与えられる道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創り出すこと。

■人間はあぶないと思うと卑しくなる。危険を感じれば、自分のことしか考えなくなる。

「モリー先生との火曜日」

人は死を意識したとき、たった一度きりの人生だったことに気づく。そして、人生には終わりがあることを。「寸陰(すんいん)を惜(お)しむ」という道元禅師の言葉がある。ひと時の時間も無駄にせず、志を成し遂げるべし、ということ。

「いっぺん死んじまえば、二度味わえはしないこの人生」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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