今日のおすすめの一冊は、青山俊董(しゅんどう)氏の『さずかりの人生』(自由国民社)です。その中から「相手に恥をかかせない、という気持ち」という題でブログを書きました。
本書の中に「押しつけの善は悪に変わる」という心に響く文章がありました。
たとえば、ボランティアの会などで、「私はこの会に何十年と尽くしてきた」という人がいる。だから「私はもっと会の中で優遇されるべきだ」、と。会に何十年と尽くしてきた行為は尊い。しかし、それが押しつけの善であったら、どうだろう。善行も悪に変わるのだ。
本当は、どんな善い行為も本人が勝手にやっていること。まわりに脅されてやらされている訳ではないのだ。そして、その気持の中に「私じゃなければできない」とか「私がいたから会はもっているのだ」という利己の心や僑りが見え隠れしたとき、まわりの人は嫌になる。
「押しつけの善は悪に変わる」という言葉を胸に刻みたい。
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