面倒だからこそ、しよう!
今日のおすすめの一冊は、渡辺和子氏の『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)です。その中から「幸・不幸はすべて自分が決めている」という題でブログを書きました。
本書の中に「面倒だからこそ、しよう!」という心に響く文章がありました。
鎌倉時代の武士、北条重時のこんな言葉がある。「たとえ身分の低い者であっても、見送りをしてくれるならば、馬をそちらの方向に引き向けて、丁寧に礼をするといいだろう。身分の低い者でも、帰る際には少し見送ってやるのがよく、とにかく、人よりも余計に礼を尽くすのがよろしい」
現代なら、たとえ部下や目下の人、あるいは取引業者等々に対しても礼を尽くすということ。相手への敬意がなければ、礼を尽くすことはできない。
逆に言うなら、ポケットに手を突っ込んだまま話したり、会った時にいい加減な挨拶や礼をしたり、お客様がお見えになったりお帰りになる時に座ったままで立たなかったり、人前でも平気で帽子をかぶっている、などということは相手に敬意を払っていないということ。
面倒だからこそ、やらなければならないことは多くある。他人よりも余計に礼を尽くす人でありたい。
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