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「ヤッター!」のポーズ

今日のおすすめの一冊は、中島輝氏の『自己肯定感の教科書』(SB Creative)です。ブログも同名の「自己肯定感の教科書」として書きました。

本書の中に「自己肯定感を高める」具体的で興味深い方法があったのでシェアします。

朝、目覚めたらまずは窓を開けましょう。晴れでも、曇りでも、雨でも、雪でも、外の空気を室内にとり入れます。そして、グーッと伸びをした後、顔を上向きにして両こぶしを上に突きあげ「ヤッター!」のポーズをとりましょう。声を出せる方は声を出すと、もっと自己肯定感が高くなるでしょう。声を出せない方は心のなかで言ってください。
時間は一瞬でかまいません。たったこれだけのアクションで、感情が「快」の状態になり、1日のスタートが上向きになります。実験でも、「ヤッター!」のポーズをとることで血流が良くなり、脳内で恐怖を感じたときに出るコルチゾールが下がり、勇気のホルモンと呼ばれるテストステロンが増えることが証明されています。
脳科学の研究や生理心理学における研究でよく登場するものに、「サーカディアンリズム」があります。人間は約24時間のサイクルで脳波や体温、血圧などが規則的に変化するというものです。「ヤッター!」ポーズは、このサーカディアンリズムという体内時計を整えるためにも有効です。
体は朝の太陽の光で体内時計をリセットし、新しいリズムを刻みます。「ヤッター!」ポーズでリセットすると、新しい1日を清々しく過ごすことができるのです。前日に嫌なことがあっても、眠りがその嫌なことを忘れさせ、「ヤッター!」ポーズで起き抜けに「快」の感情をつくり出すことで、1日の始まりから自己肯定感を高められます。この「ヤッター!」ポーズは、人間関係に悩んだり、仕事に行きづまったり、恋愛でもやもやしていたり、子育てに不安を抱えている方にもおこなってもらっています。

小林正観さんは、朝、起きてベッドから下りる前に「ありがとう、ありがとう、ありがとう…」と100回言ったとすると、脳は「不安定な状態」となると言います。脳は、どうして「ありがとう」と言うのか合理的な理由がわからないからです。そして、「ありがとう」という理由を探し始めるのです。そして、もし「ありがとう」を一日中言っていたとすると、脳は一日中「ありがとう」の原因を探し出すことになり、一日中「ありがとう」の気持ちに満ちあふれることになります。

これは「ヤッター!」のポーズをした時も同じです。なぜ、「ヤッター!」とこの人は喜んでいるのか、ウキウキしているのかと、脳は理由を探し出します。トイレに入ったときも、車に一人で乗ったときも、気がついたとき「ヤッター!」をポーズをとっていたら(ポーズをとれないときは心の中で)、一日中「ヤッター!」という現象を探し出し、一日を終えることができます。「ありがとう」や「ヤッター!」を引き寄せるということです。つまり、運を引き寄せるということですね。

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