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わかってもらいたがり屋

今日のおすすめの一冊は、江原啓之(ひろゆき)氏の『自分に奇跡を起こす 江原啓之 100の言葉』(三笠書房)です。その中から「罪を背負ってくれる人」という題でブログを書きました。

本書の中に「わかってもらいたがり屋」という興味深い一文がありました。

簡単な自己表現の手段としてSNSは楽しい側面もありますが、リスクもあります。 発言が「炎上」して、誹謗中傷の被害に遭うこともそのひとつです。 世の中には、人を無責任にけなしたり、貶めたりすることで喜ぶ、心の汚れた人もたくさんいます。

それは「承認欲求」が強すぎるからです。「私をわかって」「私をほめて」という思いが強い。だからちょっとした言葉に過敏に反応して、暴言を投げつけに行く。それが話題になると、自分が認められたように錯覚してしまう。 

「わかってもらいたがり屋」や、「寂しがり屋」が集まりやすいところ。それがSNSです。理性でそのことを理解できたなら、「人のふり見て、わがふり直せ」で、自分は人を貶めて喜ぶ人にはならない、と決めましょう。 

もちろんSNSの中には、有益な良い発信もあります。玉石混交なのです。蓮の花は、泥の中から咲きます。世界が汚泥にまみれていても、その中から崇高で美しいものが生まれることがある。それがこの世のすばらしさです。SNSで痛い思いをしても、その泥にまみれず、美しい花を咲かせてください。

人は、誰でも「自分を認めて欲しい」「自分を価値ある存在として認めたい」という欲求があります。太古の昔から、承認欲求は誰もが持っていましたが、SNSが発達した現代はその欲求が一段と高くなってしまいました。社会問題となった「バイトテロ」も、その承認欲求がゆがんだ形で出てしまったものです。

「もっと私のことをわかって欲しい」という欲求はSNSというバーチャルの世界では、暴走しやすいのです。リアルでなら、そこまで言わないのに、SNSでは暴言を吐いたり、過激な言葉を連ねてしまう、といったことが起こりやすいのです。

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