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「やっぱり、絶対ってないんだな」と思ったこと

今日のおすすめの一冊は、酒井光雄氏の「デジタル時代のマーケティング・エクササイズ」です。


これ読んで、「やっぱり、絶対ってないんだな」と思いを新たにしました。それはたとえば、土地神話です。かつて、土地は絶対に下がらないで、上がり続けるという「土地神話」がありました。土地を買えば片端から上がったのです。

ある銀行の支店長から「土地は絶対に下がりません。天地がひっくり返っても大丈夫です。だから、土地のお金はどんどんお貸ししますよ」と。まあ、これはその支店長だけではなく、当時誰もが抱いていた共通認識でした。

1990年頃までは、それはそれは異常な毎日でした。土地バブルに踊らされ、ゴルフの会員権なども高騰し、しかも超高額な会員権が飛ぶように売れ、クリスマスは高級ホテルがカップルでいっぱいに。プレゼントは高い宝石やブランド品。就職は超売り手市場。そして、日本の会社は海外の企業や建物をどんどん買収し、接待費や交際費も底なしに使ったというバブリーな時代です。

そういう時代が永遠に続くと思われたのです。しかし、1991年頃からバブルの崩壊が始まり、土地の値段は下がり始めます。絶対に下がらないと言われた土地の値段が。今から考えると、そのバブルってどこの国の話、みたいなことになると思います。だから、「絶対」はないってこと。

今回のコロナ禍、様々な「絶対」が崩れ始めています。この本の中にあるように、「終身雇用」「年功序列」「働き方」といった労働環境の変化も、コロナをきっかけに、変化が加速しています。

また、就職において絶対的な人気を誇る公務員の終身雇用も、あと10年から15年後には、崩壊していくだろうというのです。そう、今後「絶対」と思ったら、それは確実に絶対じゃなくなるってこと。そういうことなんですよね。


今日のブログ(3分動画も)はこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12597460077.html


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