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人を楽しませるという才能

今日のおすすめの一冊は櫻井秀勲(ひでのり)氏の『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』(きずな出版)です。その中から「何度でも会いたい人」という題でブログを書きました。

本書の中に「人を楽しませるという才能」という心に響く文章がありました。

いまはテレビでも舞台でも、あるいは日常的にも、お笑いタレントたちが大活躍しています。 このお笑いタレントたちは先見の明がある人たちだと思いませんか? ほかのジャンルで食べている人たちより、テレビや舞台に出る回数も収入も、断然多いからです。 

では彼らのお客様は誰でしょうか? その多くは女性たちです。つまりは彼らのご主人様は女性客であり、女性たちを喜ばせたり、楽しませられないと、お金になりません。 逆にいえば、女性を楽しませられるような人なら、少ない収入でも確実に入って来るのです。

人を楽しませるのは「芸人スピリット」の真髄といってもよいですが、その精神があるかどうかが、その他大勢から抜け出る大きなポイントになります。 一昔前であれば、女性たちに好感を抱かれるのは、イケメンであり、若い男たちでした。 あるいは金持ちにかぎられていました。 

ところがどうでしょう。いまはおかしな顔であろうが、太っていようが、面白いことをしゃべる人なら、男でも女でも、ご主人の女性から可愛がられるのです。 「笑わせる」あるいは「楽しませる」という才能さえあれば、90歳のおじいちゃんでも、仕事になるのです。 

多くの人たちは一昔前と同じように、男性が中心に座って、女性を横に侍らせたいと思っています。 それでも一向にかまいませんが、それはお笑い時代の前の生活であって、ビートたけしや明石家さんまが人気者になる、1980年以前の話といっていいでしょう。 

それより前の時代の男たちは、女性を楽しませるという才能も性格ももち合わせていませんでした。いばっていれば食べていけたのですから。 残念なことに、未だに40年以上も前のこの体質、性質をもったままの男性が、驚くほど多いのです。 

それでは60歳の定年を超えたら、自分の力で収入を得ていくことはできません。そして奥さんも周りの女性たちも、そんな収入もない、面白みのない男の世話をしたいと思わないでしょう。

誰も話しかけてくれない、誰も友達がいない、誰も食事の用意をしてくれない――そんな生活をしていったら、いつボケてしまうかわかりません。 

ボケない生活の第一歩は、笑う、会話する、歩くことの三つだ、と医師からいわれたことがあります。まさに私はこの三つを、しっかり日常の習慣としています。 それだけでなく、話したり書くことで、収入を得ています。

◆「人を楽しませる」とは、「人に喜んでもらう存在」になるということ。逆にいうなら、あの人が来ると、「つまらない」「おもしろくない」「暗い」という人にならないこと。誰かと飲んでいても、「あの人を呼ぼう」と一度も声のかからない人だ。

おおぜいの人から声のかかる人は、「楽しい」「おもしろい」「明るい」人。そして、まわりが笑いに包まれる。つまり、いつも機嫌がよくて、自分も人生を楽しんでいる人

人を楽しませる才能を身につけたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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