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ティール時代って具体的にどう変わるの?

今日のおすすめの一冊は、天外伺朗氏の『ティール時代の子育ての秘密』(内外出版社)です。

「ティール組織」という言葉は聞いたことがあったのですが、「ティール時代」という言葉は知らなかったです。天外さんは、ティールの時代は、「実存的変容」が起こるといいます。それは具体的にはどんな方向でどんな変化なのかについて、25の変容が書いてありました。

1.「戦い」を仕掛けない。 2. むやみに「目標」や「夢」を設定して、それを追いかけない。 3.むやみに「聖人」にあこがれない。  4. むやみに「いい人」、「強い人」、「立派な社会人」のふりをしない。装わない。格 好つけない。  5.自分の弱さや欠点をさらすことに抵抗感がない。  6. むやみに人を批判しない。  7. むやみに「美しい物語」にあこがれない。むやみに理想を追わない。  8. 秩序のない混沌(カオス)の中にいても居心地の悪さを感じない。

9.発生した出来事や世の中の現象などに対して、論理的で美しい説明や理由付けを むやみに求めない。出来事や現象が、ただ「ある」ことを認める。  10.むやみに「いい・悪い」の判断をしない。起きた出来事や結果、自分や他人の行為、 自分や他人そのものなどに対して、ありのままを受け取り、判断を保留する。  11.いかなる結果が出ようとも、それを淡々と受け入れる。  12.物事を「正義 vs悪」のパターンで読み解こうとはしない。「正義」を振りかざし て「悪」を糾弾しようとはしない。自分や他人やお互いに対立をする人たち、あ るいは組織、国家などに対して...。 

13. むやみに「善人」と「悪人」を切り分けない。 14. むやみに「正・誤」を判別しない。 15.むやみに自分と人、あるいは他人同士を比較しようとはしない。存在しているだけで十分に価値があることを実感として把握している。  16. むやみに「コントロールしよう」とはしない。他人も自分も組織も世論も...。説 得して他人の意見を変えようとはしない。したがって「社会を変えよう」という インテンションはなくなる。

17. 恋愛は、激しく燃え上がらず、静かな感じになる。パートナーに対して、独占欲 や嫉妬心が希薄になる。  18.あらゆる場面で「無条件の愛」が発揮される。  19.自分とは異なる意見、思想、価値観、文化の人と一緒にいても居心地の悪さを感 じない。 20.他人の問題行為、わがままな行為、エゴむき出しの行為に対して、むやみに嫌悪 感を抱かない。  21. むやみに「自己顕示欲」むきだしの言動に走らない。 

22. 自分自身、起きている出来事、他人との関係などを、客観的に遠くから見る視点を確保している。  23.他人や社会が、自分や自分の言動をどう見るかを、むやみに気にしない。24. むやみに過去を悔やまず、未来を思い煩わない。  25. 自らをあけわたし、宇宙の流れに乗ることができる。傍から見ると、やたらに運 が良いように見える。

この25の変容を見ると、非常に禅的であり、哲学的です。昨今の世の中の変化の多くはAIというデジタルシフトによってもたらされるという論調が多いのですが、この「人類の意識レベルの変化」という視点からながめてみると、さらに現在私たちが置かれている状況がよく見えてきます。

そしてまた、これだけ意識レベルが高まった人が増えれば、世の中は確実に変わっていくと思いますし、次のステージに向かっているのだと確信できます。多くの人の魂レベルが変わっていくということですものね。そして、このレベルに達した人は運がいい人、と周りには確実に思われます(笑)。


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