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イライラさせる人はいない
今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『みんなが味方になるすごい秘密』(kadokawa)です。その中から『今生のテーマは「喜ばれる存在になる」こと』という題でブログを書きました。
本書の中に「イライラさせる人はいない」という心に響く文章がありました。
ストレスで毎日イライラするという人がいます。 電車の中でも「押した」「押された」ということで朝からけんかをする人たちもいます。 私もよく「ストレスを減らしたい」という質問を受けます。 そういうときは、次のような話をします。
今、私の横をある人が通り過ぎて行くとします。この人が通り過ぎて行くときに何か私に言ったとします。 そのとき私がこの人の言ったことに何も感じなかったら、この人は単に通り過ぎるだけの人です。
さらに次の人が来て、この人が私に何か言ったとします。そのとき私がイライラしたとすると、私がイライラした瞬間に、私をイライラさせる人が地球上に生まれたのです。
「ちょっと待ってください、それではイライラさせる人というのはいないのですか。自分が勝手にイライラしたからイライラさせる人が生まれるのですか?」 …答えはそのとおりです。
自分がイライラしなければ、自分をイライラさせる人はどこにもいない。 これが宇宙の原理です。 さらにもう1回説明します。 目の前にすごく嫌な人が(嫌な人というのは本当はいないのですが)来たと私が思ったとする。
私が嫌な人と思った瞬間に、この人は嫌な人になります。 私が嫌な人だと思わなかったら、この人は何も関係ない人として通り過ぎて行きます。 ある人が私の目の前を通り過ぎて行くときに、面白い人と私が思ったとする。 私が面白い人と思わなかったら、この人は私にとって関係のない人で、単に通り過ぎるだけの人です。
「それではイライラさせる人も、嫌な人も、面白い人も、結局、宇宙には存在しないのですか。全部自分が決めた瞬間に生まれたのですか?」 …まったくそのとおりです。全部自分が産み落としているのです。
「正観さん、では幸せも不幸も全然宇宙にはないのですか。自分が勝手に決めるのですか」 …その通りです。
通り過ぎる現象は自分に関係がないと思ったら関係がなく、それを心地いい、幸せだと思ったら幸せなことになります。 しかし、それを不幸だ、不幸せだ、つらい、悲しい、悲劇だと思ったら、この人がそう決めた途端に悲劇になるのです。 ですから自分が思わなかったら、自分の前に幸福な現象も不幸な現象も実は存在しません。
飲食店やコンビニやどこかの窓口で、自分の意に沿わないできごとに対して、怒鳴りつけたり大声で文句を言ったりする人がいる。
反対に、すこしぐらいのミスや間違いは何の問題にもせず、「ありがとう」と、ニコニコと明るく機嫌よく帰って行く人もいる。
同じできごとでも、ある人は「自分をイライラさせた」と思い、別の人はそれが「何にも気にならない」ただの通り過ぎるできごととなる。 事実は一つだが、とらえ方は人によってまったく違う。
「イライラさせる人はいない」
どんなことにも、誰に対しても、イライラしない人でありたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす
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