自分株式会社の経営理念

今日のおすすめの一冊は、田中真澄氏の『田中真澄の　いきいき人生戦略』（モラロジー研究所）です。その中から「我々は本来、自分株式会社のオーナー」という題でブログを書きました。

本書の中に「自分株式会社の経営理念」という心に響く文章がありました。

企業の経営戦略で最も重要なのは、「経営理念を明確にし、それを社長から一従業員まで日々自覚し続けること」です。

ですから、長い年月にわたって繁栄を続けている企業・商店は、毎朝の朝礼で、経営理念を繰り返し反芻（はんすう）し、常に心に焼き付けておくことを実行しています。

このことは、自分株式会社である個人の場合にも、そのまま当てはまります。 個人の経営理念は、「生きる目的(理念)」と言い換えることができます。 私たち一人ひとりは、「自分は何のために生きているのか」という生きる目的を、いつも明確に意識しながら生きていくことが大切です。

その目的が すべての考え方・行動の根っこの部分になるのですから。 では、私たちの生きる目的とは何でしょうか。どう表現すればいいのでしょうか。 私はこれまで、次のような言葉で簡潔に表現してきました。

 「一生涯、自分の能力を磨き続け、世のために尽くす日々を送ること」。

◆我々は本来、自分株式会社のオーナー・社長・事業主だと田中真澄氏はいう。そのために必要なのが自分株式会社の「経営理念」。それは「人生の目的」。

稲盛和夫氏はそれを「心を高めること」「魂を磨くこと」だという。

『様々な苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながら、息絶えるその日まで、倦（う）まず弛（たゆ）まず一所懸命に生きていく。その日々を磨砂（みがきずな）として、人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも少しでも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。』

まさに、田中真澄氏と同じ考え方だ。

 自分株式会社の経営理念…

「一生涯、自分の能力を磨き続け、世のために尽くす日々を送ること」という言葉を胸に刻みたい。

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