今日のおすすめの一冊は、樹木希林氏の『一切なりゆき~樹木希林のことば~』(文春新書)です。その中から「面白がって、平気に生きる」という題でブログを書きました。
本書の中に「ダメになった人が好きなんです」という心に響く文章がありました。
◆どん底を味わった人には、深さがある。痛みを知っているからだ。そしてまた同時に、失意のどん底から這い上がった人にはある種の明るさがある。吹っ切れたような、ふわっとした、何とも言えない味だ。
「ダメになった人が好きなんです」
40年別居していた夫、内田裕也さんのことも感じさせる…
限りないやさしさにあふれた凄みのある言葉は素敵だ。
◆いつもスターのように注目される人がいる半面、他人から関心を寄せられない人もいる。関心を寄せられない人は、実はまわりの人をじっくり見ている。得意の絶頂にあるような人を、ニコニコしながら冷静に見ることができる。
誰もがスターのように目立ちたい訳ではない。他人から関心を寄せられないこともまたよし、だ。
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