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大事なことはすべて他人が決めている

今日のおすすめの一冊は、長倉顕太氏の『「絶望の国」でズルく賢く生きのびる』(光文社)です。その中から「自己投資し続けなければ生き残れない」という題でブログを書きました。

本書の中に「大事なことはすべて他人が決めている」という興味深い一節がありました。

私が出版社に入った当初、著者に言われたのが、 「大事なことはすべて他人が決めている」 ということだった。 当たり前のことだけど、意外と意識している人は少ないように思う。私自身もそう だった。 よくよく考えてみれば、「給料」だって他人が決めているし、「結婚」だって他人がOKしてくれなければできない。「就職」だって他人が許可してくれなければ入社は不可能だ。
このように世の中の大事なことはすべて他人が決めているのだ。そうなると、どんな人に出会うかで人生は大きく変わることになる。 私だって28歳のときに、たまたま出版社に入り、素晴らしい上司のもとで働けたから今がある。 ということは、 『人生は「出会い」で決まる』 のだ。
あらかじめ断っておくが、私は「人脈」という言葉が好きではない。なんとなく人を利用するようなニュアンスを感じるからだ。だから、本書では「人間関係」としている。 前に書いたように、『人生は環境で大きく変わる』。そして、私たち現代人における環境とは「人間関係」だ。だから、人脈と言うよりは人間関係と言ったほうがいいかもしれない。
出会いをどう活かすか、そして、「どうやって人間関係を築くか」と人生はイコールだ。昔から「人間関係」や「コミュニケーション」を扱った本はよく売れる傾向にある。代表的なもので言えば、デール・カーネギーの『人を動かす』がある。こういった古典的な名著は現在でも通用する部分はあるが、今と昔とではだいぶ状況が変わっている。

我々は「大事なことはすべて他人が決めている」ではなく、「大事なことはすべて自分が決めている」と思っています。しかし、「運」は人が運んでくるのと同じで、「大事なこと」も人が運んでくるのです。

クランボルツ教授が唱えた「プランド・ハプンスタンス(計画的偶発性)理論」というものがあります。成功者のキャリアの8割は、「偶然の出会い」によって起こる、というものです。まさに「運」は人が運んでくるということです。

そして、クランボルツ教授は、「いい偶然」を引き起こすために必要なポイントを5つあげています。それは、「好奇心」「粘り強さ」「柔軟性」「楽観性」「リスクテイク」

『人生は「出会い」で決まる』と言う言葉を胸に刻みたいと思います。

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