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愛敬がない人は失敗談を

今日のおすすめの一冊は、櫻井秀勲氏の『愛敬の法則』(KKロングセラーズ)です。その中から「人に助けてもらえる人」という題でブログを書きました。

本書の中に「愛敬がない人は失敗談を」という心に響く言葉がありました。

人によっては、愛敬のない顔の持ち主もいるものです。そういう人に「愛敬を出せ」といっても、最初からムリと思われるかもしれません。たしかに理系の人には、愛敬タイプは少ないものです。
また仕事によっては、笑顔の出せない職種もあるはずです。そんな人たちは、どうやって愛敬を出せばいいのでしょうか?
誰でもできるのは「失敗談」を話すことです。これだったら周囲を笑わせることができるでしょう。成功談ばかり話していたのでは、人はどんどん離れていってしまいます。これによって裸の王様になっていくのです。
ところが実力のない人ほど、成功を誇りたがります。そういわないと、周囲から認めてもらえないと思うからです。
またこういうタイプもいます。ある人がたまたま、成功話をしていると、それに乗って「私もその成功体験があるんですよ」といって、横取りするのです。 こう書くと「ああ、いるいる」と、思うのではありませんか? 誰でも一人や二人、心当たりがあると思うのです。
しかしこのタイプでは、ファンを増やすどころか、バカバカしくなって、みんな去ってしまうでしょう。やはり大衆は、人の失敗を笑うことで、溜飲を下げるのです。

失敗談は会話のおいしいネタになります。人生で成功し続けている人はいません。何らかの形で失敗しています。だからこそ、失敗談を話すとウケたり、共感されるのです。そして、その人に親近感がわきます。

特に真面目な冗談一つ言わないような人が、失敗談を語ったりするとその意外なギャップにびっくりします。つまり、これもある面での愛敬です。

ただし、失敗談はあくまでも自分の失敗に限ります。他人の失敗談は、話すとシラーっとなるだけです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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