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人生で何を最も後悔しているか

今日のおすすめの一冊は、高橋恵氏の『営業の神さまが笑うとき』(秀和システム)です。ブログも本書と同名の「営業の神さまが笑うとき」で書きました。

本書の中の「人生で何を最も後悔しているか」という素敵な一節をシェアします。

何枚めくっても、エースがまったく出てこない。こういうとき「もういいや」と諦めてしまっていませんか?営業の面白さは、エースがなかなか出なくても「次こそは!」と思って続けていると、48枚目から4枚連続でエースが出る、といったことが現実に起こるところにあります。
なにしろ営業という仕事は、毎回、契約が取れるわけではありません。10人会って、一つでも色よい返事がもらえればラッキーというところです。つねに一喜一憂の連続ですし、いまの自分の行動が回りまわって3年後に契約につながつながる、もしくは契約を失う…といったこともあるだけに、何が成功で何が失敗だったかという結論がすぐに出るものでもありません。
だからこそ、たとえ10人に断られても「11人目に会えば、今度こそいけるかも」と思える前向きさが大切なのです。
「お客さまに最初から買う気がなかったのか」「買う気はあったが、自分のセールストークがいけなかったのか」「もっと共通点を探して会話を弾ませたほうがよかったのか」こんなふうに悩んで立ち止まっているのは、時間と健康のムダづかいです。
お客さまの本心や状況は、お客さま自身にしかわからないので、考えても仕方ありません。そうやって一人で悩み、ストレスをため込んでいるくらいなら、どんどん動いてたくさん断られる経験を積んだほうがいい。自分の悩みが的外れなのか当たっているのか。それは、実際にお客さまを相手に試していくことでしか本当のことはわかりません。
断られても、失敗しても、命を失うわけではありません。「失敗は成功のもと」という言葉のとおり、失敗は成功までの通過点の一つです。たとえば、私のもとには「SNSってやったほうがいいと思いますか?」と悩む営業さんからの相談が舞い込むことがあります。それにたいする私の答えは「やってみればいいじゃない!」の一択です。
「あの人から買いたい」と思われる営業になり、継続的にお客様とつながっていくのに、SNSはうってつけのツールです。私もタブレットでSNSをやっていますが、いまの時代に営業の仕事をしていたら、確実に仕事に活用していたと思います。
コーネル大学のトマス・ギロヴィッチ教授が、人々に人生で何を最も後悔しているかふり返ってもらうという調査をおこなったところ、75%もの人が「したこと」よりも「しなかったこと」に対して、後悔するという結果になったそうです。

やってみなはれ。 やらなわからしまへんで」というサントリーの創業者、鳥井信治郎氏の有名な言葉があります。99%無理だと言われていることでも、まだ1%は残っています。だから、実際にやってみなければ結果はわからないということです。

実際、「絶対に無理」といわれたことを無視して、チャレンジした人が成功を勝ち得たということは数多くあります。『失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる』という松下幸之助翁の言葉の通り、成功するまで続ければ、その失敗は「いいネタ」になります。

「やらなかったこと」で後悔するのではなく、失敗がネタになるくらい多くの挑戦をし続けたいものです。

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