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口から出る言葉

今日のおすすめの一冊は、境野勝悟(かつのり)氏の『超訳 菜根譚 人生は決して難しくない』(三笠書房)です。その中から「人生は、後半生が大事」という心に響く文章がありました。

本書の中から「口から出る言葉」という心に響く文章がありました。

《暖なれば則ち生ず》

(ひどい言葉には「あたたかい言葉」でお返しをする)


どんなことが起こっても、つねに淡々と、明るい気持ちで対処できたら、こんなにうれしいことは、ない。が、それが、なかなか困難だ。


つい、ぞっとするような言葉を吐いて、まわりが、嫌な雰囲気につつまれてしまう。 あらゆる人間関係の基本は、自分の心の中の「善し悪し」にかかっている。まわりに「善し」と思っていることが起こったら、うれしい。 突然、「悪」と思っていることが起こると、グラグラッと頭にきて、残酷な言葉をいいふらして、まわりにキズをつける。


いままで、とても、うまくいっていた人間関係も、あっという間に、崩れ落ちる。


「暖なれば則ち生ず」


「暖なれば」とは、たとえ、どんなにひどい言葉を浴びせられても、にこやかに、元気で、明るい態度で、あたたかい言葉を返してやる。すると、「則ち生ず」とは、たとえば、春になって、あたたかくなると、いろんな花がパッと咲くように、自分のまわりに、気持ちのいい雰囲気が、サッと広がってくる。


◆良寛和尚のこんな言葉がある。

「自分は貧しいひとりの修行僧なので、人に与えるもの、あげるものが何もない。だからせめて、心をあたたかくするような、心を安らげるような『言葉』をあげたい。それならいくらでもあげることができるから」

良寛和尚は、自分の口から出てくる言葉を「あたたかい言葉」「やさしい言葉」「思いやりに満ちた言葉」にしたいと思っていたようです。(ありがとうの魔法/ダイヤモンド社)より

自分の口から出る言葉をすべて「あたたかで、やさしい」言葉にしたい。

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