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黄金のカギ
今日のおすすめの一冊は、森信三師の『森信三運命をひらく365の金言』(致知出版社)です。その中から「だれ一人見るものはなくても」という題でブログを書きました。
本書の中に「黄金のカギ」という心に響く文章がありました。
わたくしは、皆さん方に一つの「黄金のカギ」をさしあげたいと思います。それは何かというと、われわれ人間にとって真に生きがいのある人生の生き方は、「自己に与えられたマイナス面を、プラスに逆転し、反転させて生きる」という努力であります。
つまりわれわれは、自分に対して与えられたマイナス面に対して、いつまでもクヨクヨしたり、ブツブツ言ったりしていないで、マイナスはマイナスとしてこれを踏まえながら、全力を挙げてそれと取り組むことによって、ついにそれをプラスにまで転換しなければならぬのであります。
◆マイナスをプラスにするのは、視点の転換が必要だ。つまり、ものごとは、「見方」や「考え方」次第でどうにでも変わるということだ。
それはたとえば、「幸せ」という現象が世の中にないのと同じだ。「不幸」という現象もない。あるのは、自分は「幸せ」だと思う心があるだけ。病気になろうが、アクシデントに出会おうが、自分は幸せだと思っている人は幸せだ。
だが、反対にどんなにお金があろうが、豪邸に住んでいようが、スーパーカーを持っていようが、「不幸だ」と思っていたら、それは不幸な人。
今の現状の中に幸せを見つけること。そして、幸せに気づくこと。それが、マイナスをプラスに転換すること。すると、感謝の気持が湧き上がってくる。「おかげさま」の思いが強くなる。
マイナスをプラスに転換できる人でありたい。
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