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ゼロから1をつくり出す勇気を

今日のおすすめの一冊は、『運に愛される人』(サンマーク出版)です。その中から『「気づき」は好奇心が連れてくる』という題でブログを書きました。

本書の中に「ゼロから1をつくり出す勇気を」という素敵な一節があったのでシェアします。

私は1999年に『始めるのに遅すぎることなんかない!』という本を出してそれがベストセラーになりましたが、もうそれから10年以上もたったなんて信じら れません。 この本は、タイトルのおかげもあり、読者を選ばずにいろんな方に読んでいただくことができました。なかでも、40代50代、そして60代くらいの方からもたくさんのお礼のお手紙をいただいたことをいまでも覚えています。
「会社を定年退職して、これから第二の人生を歩むうえで、この本は大きな支えと なりました」 「ずっとやりたかったことを、いまさらですが始める決心がつきました」 「好きなことをやるのに、年齢は関係ないと改めて思いました」 といった声が本当に多く、私もみなさんのお役に少しでも立てたことがわかり、 とても嬉しく思いました。
このような方々の声から、「何かを始めるというのは大変だ」と思っている人は 多いということや、それでも始めたい何かというものは、みなさん持っていらっしゃるんだなということがわかりました。
確かに、始めるということは一見ハードルが高い。無から有を起こす、ゼロから1をつくり出すわけですから、その先に何が起きるかわからないと思うと、勇気がいります。 ただし、何かは起こるのです。決心して始めたその勇気に対してあまりあるくらいの、すばらしい何かはきっと。
そして、始めなければ何も起こらないのです。 ゼロと1、1と2の間は、等間隔ではありません。ゼロから1は、1と2の間の何倍もの距離があります。だからこそ、その距離をものともせずに1へ向かってス タートしたすべての人に、私はゴールに到達したのと同じ賞賛を贈りたいと思うの です。
始めることによって、人生はどんどん変わります。楽しさにも、成功にも、新しい可能性にもつながっていきます。 始めることを恐れる人は、何がネックになっているのでしょうか? よく聞くのが「いまさら始めても......」という言葉です。「いまさら」って? では、いつだったらよかったのでしょうか? それは「いま」です。始めたいと思ったときがそのときなのです。
始めたら絶対に成功しなければならないと、勝手に思いこんでいる人もいます。 それは間違いです。それを言うなら、始めた時点ですでにあなたは成功しているのです。 仮に何か失敗したとして、それがいったいなんだというのでしょう? 失敗する ことはマイナスではないのです。始めた人には、プラスしか与えられないからです。
始めるということは、プラスを積み重ねていく旅のようなもの。途中で起こるあら ゆることを、ただ楽しんでいればいいのです。 自分はできる、始められると思いましょう。できると思わなければ、何も始まりません。 そして、始める人には、運も後押しをしてくれます。ですから安心して、1から2、2から3へと、次の展開をつくり出していってほしいと思います。

誰でも最初の一歩を踏み出すときは勇気がいります。「失敗したらどうしよう」「みんなに笑われないだろうか」「どうしても足がすくんで前にすすめない」。しかし、一歩を踏み出してしまえば、後は意外になんとかなるものです。そして、大事なのは失敗に対する耐性です。少々の失敗ではびくともしないくらい、失敗慣れすることです。

これを「レジリエンス」といいます。失敗やストレスを跳ね返す力であり、復元力のことです。大事なことは、最初から失敗をネタにするくらいの準備をしておくことです。つまり、失敗の記録を取っておくこと。情けない写真、最低な写真もちゃんと撮っておきます。すると、それが自分の心の余裕となります。

いくつになっても、ゼロから1をつくり出す勇気を持ちたいものです。

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