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感謝する習慣を身につけること

今日のおすすめの一冊は、川田浩志(ひろし)氏の『人生を楽しんでいる人は歳をとらない』(ディスカヴァー)です。その中から「幸福度をアップさせる方法」と題してブログを書きました。

本書の中に「感謝する習慣を身につけること」という心に響く文章がありました。

さまざまなことに感謝する習慣を身につけることが、幸福度を高めるのにとても役に立つという調査結果も多く存在します。これは感謝という行為が、自分のまわりや人間関係に対する自分自身の受けとめ方や感情に、プラスの変化をもたらすことによると考えられています。

つまり、感謝する習慣を身につけることによって、日常のささいなことでも好意的に評価するようになり、その結果、それらが自分のなかで良いかたちで蓄積されていくのです。また、折にふれて他人へ感謝の念を抱いていると、やがて人間関係はより良好なものへと変化していきます。

感謝行為の素晴らしさを確認した調査研究として、以下のようなものがあります。 

まず被験者をランダムに三つのグループに分け、週に一回だけ、第一グループの人にはなにか起きた出来事を、第二グループには面倒くさかった雑用を、第三グループ には感謝したことを、過去一週間を振り返って五つ書きとめてもらう、ということを 一〇週間にわたって続けてもらいました。 

その結果、第三の「感謝」グループの人たちがもっとも人生の満足度が高まり、さらに健康状態までも良くなって、筋肉痛やノドの痛みといった症状がほかのグループの人よりも少なくなっていたのです。 

このような結果を知ってから、私は日記にイヤなことは一切書かず、代わりに感謝したことを書くようにしています。 また、ポジティブ心理学の分野で有名なペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士は、幸福度を向上させる簡単なエクササイズとして、「感謝の訪問」をすすめています。 

これは、自分の人生をより良い方向へと導いてくれたのに、まだ、一度もきちんとお礼を言えていなかった人に、感謝の手紙を書いたうえで、その人を訪問して目の前で読み上げる、というものです。 

ちょっとした勇気のいることかもしれませんが、思い切ってやってみると、その一ヵ月後の幸福度が高まって、落ち込むことが少なくなる、という抜群の効果が得られることがわかっています。

◆毎日の終わりに、感謝したことを書くという行為は、「感謝」にスポットライトを当てる。だから、「感謝」のことが常に気になるようになる。そして結果として、ちょっとしたことでも、すぐに感謝できるようになる。

つまり、人に感謝する回数が格段に多くなり、感謝多き人となる。感謝多き人はまわりから好かれ、人間関係もよくなる。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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