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たった一度の人生、面白おかしく生きたいですね

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『もうひとつの幸せ論』(ダイヤモンド社)です。その中から、「人生は楽しむためにある」という題で書きました。

実は、若い頃から、「極楽トンボ」とか「ノーテンキ」と言われていたのは私です(笑)。私の父(もうだいぶ前に亡くなりましたが)と比べたら、まったく苦労の量も質も違います。まあ、ゼンゼン苦労してないってことですが(汗)。

戦時中を生き抜いてきた人たちとか、もっというなら幕末や明治維新などを生きた人たちは、どんなボンクラでも、ほぼ全員が苦労していると思います。でも、今のこの豊かな時代は、ゼンゼン苦労してない人も結構います。もちろん、メチャクチャ苦労している方もたくさんいるとは思いますが。

先日もnoteに書いた、神話の法則という「ヒーローズ・ジャーニー」を考えるまでもなく、ヒーローができあがるには、苦労や冒険、困難、試練を乗り越えることが前提となっています。そして、どんな安っぽいドラマにも映画にもこの法則が使われています。だから、「苦労しない奴はダメだ」「困難を乗り越えてこなかったヤツはダメだ」となるんでしょうね。

しかし、他から見ていると、こんな悲惨な苦労をしたにもかかわらず、底抜けに明るくて、前向きで、そんな大変なことがあったことなど微塵も感じさせない人もいます。

高橋是清さんです。是清さんは、奴隷から首相になった人なんです。ええ!?奴隷って、思いましたよね。
そうなんです、アメリカに13才の頃留学して、騙されて奴隷の契約書にサインしてしまいます。奴隷の売値は50ドル。そこを日本の名誉領事の助けをかりて這う這うの体で逃げ出すことができたのですが、その後なんと3度の詐欺にあい、全財産を3回ともなくし破産してしまいます。
それなのに、是清さんを助ける人も多くいて、蔵相、日銀総裁、首相にまで上り詰めた人なんです。経済の窮地を救うため、なんと蔵相は生涯で7度も任命されています。

あ、最初の主旨と全く違う方向に行ってしまいました(笑)。何を言いたいかというと、苦労を苦労と感じない人もいるってことです。ま、是清さんは典型的なヒーローズ・ジャーニーなので、何書いてるんだ、ってことですけど(笑)。

で、話を元に戻しますと、是清さんのような劇的な苦労をしていない人がほとんど。で、首相にも、蔵相にも、日銀総裁にもなれない人が、ほとんど(笑)。それなのに、「お前は苦労が足りない」なんて言いますか、という話です。少なくとも是清さんは言わないと思います。だって、苦労だと思っていないから。

なぜなら、その間にも、芸者で仕事をしくじったり、それでもこりずにクビになってからも、芸者と遊びまわったといいますから。まあ、相当なモンです。人生を楽しんでるんですね。奴隷になっても人生を楽しんでる(笑)。

人生って、苦労をしようがしまいが、面白がった者勝ち、楽しんだ者勝ちです。どんな場面であろうと、あるいは何もなくても、楽しんだ者の勝ちなんです。だって、楽しいかどうかは自分が決めるんですから。

たった一度の人生、面白おかしく生きたいですね。

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