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ちょっとだけ変わる

今日のおすすめの一冊は、チサン・チョードリー氏の『「運がいい人」になるための小さな習慣』(アスコム)です。その中から「相手にとって有用な情報を伝える能力」という題でブログを書きました。

本書の中に「ちょっとだけ変わる」という心に響く文章がありました。

たまたま出会った印僑(いんきょう)と呼ばれるインド人大富豪にこんな助言をいただきました。 

「君はきっとうまくいくよ。ちょっとだけ変わることができればね」 

それは、一刻も早く成功したいと焦っていた私にとって、ひとつの啓示として聞こえたものでした。 人は、「ちょっとだけ」なら変わることができます。その「ちょっとだけ」の積み重ねが、やがては自分を大きく変え、 成功へ導いてくれるのではないか。

そんな視点からまわりにいた成功者たちを眺めてみると、いくつかの共通する パターンが見つかりました。 

まず、彼らは常に「可能思考」で考えます。 どんな状況でも必ず「どうすればできるのか」を考え、物事を動かしていきます。 

次に、彼らは「コンフォートゾーン」を嫌います。自分の慣れ親しんだスタイルを繰り返すよりも、新しいことに挑戦することを優先します。 

また、彼らが何よりも重視するのは行動です。PDCAのうち、優先するのは (Do=実行)とC (Check=評価)。まず行動し、走りながら考えるのです。 

私はその後も多くの成功者たちとビジネスでお付き合いをしてきましたが、職業、年齢、国籍はさまざまでも、成功者たちは不思議なほど似通った法則を持っています。 

彼らの思考と行動を自分のものにしたい! そう考えた私にヒントをくれたのが、ヒンズー教のこんな格言でした。 

「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる」 

このなかで、私が注目したのは「習慣」です。 習慣とは、思考や行動をルール化することです。 成功者の思考や行動を「習慣=ルール」として日常生活のなかに落とし込めば、心や態度が変わり、運の流れが変わり、人生が変わっていくのではないか。 

私は、徹底的に成功者たちの思考と行動のパターンを観察し、洗い出し、習慣としてリスト化していきました。 そして、そのリストを眺めたとき、愕然としたことを覚えています。なぜなら、それはじつに簡単で、誰にでも、それこそ1分でできることばかりだったからです。

◆人は「コンフォートゾーン」というぬくぬくとした環境にいる限り、自分を変えることはできない。自分を変えるためには、コンフォートゾーンを抜け出して、ラーニングゾーンという自分にとって未知の場所である、アウェイに行かなければならない。

「知らない人と会う」「知らない場所に行く」「知らない本を読む」「知らないグループに参加する」。つまり、出口治明氏のいう「人、本、旅」を経験することだ。そして、そのことこそが、自分の習慣を変えるきっかけとなる。

「習慣を変えれば運命が変わり、人生が変わる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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