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人生は味方をつくっていく旅

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『究極の損得勘定』(宝来社)です。その中から「神は喜びの場に現れる」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生は味方をつくっていく旅」という心に響く文章がありました。

人との縁は、自然に切れることはありません。「袖すり合うも他生の縁」というとおり、出会った人とはすべて大事にすべき「他生の縁」がありますが、その縁が切れるときは、すべて気づかないうちに自分から切っているのです。

出会ったときは名もなき若者であっても、10年後には社長になり、思いがけないところで助けてくれる人かもしれません。そう考えると、誰を大事にして誰を大事にしないということはできなくなります。出会う人すべてをあだやおろそかにできないのです。

私はラッキーだった、ツイていたと言える人は、神仏、守護霊、宇宙を味方にしてきたということです。そして、ラッキーで運が良くて生きてきたというのは、「おかげさま」で生きてきました、と言っているのと同じです。

「私」の力や実力で生きてきたのではなく、目に見える存在、目に見えない存在、みんなのお蔭で生きてきました、ということです。

そして、物事の本質がわかっている人は、素直に人のお世話になることができます。自分ひとりでちゃんとやっているつもりでもたかが知れているということがわかってくると、人に甘えて生きるということができるようになります。

「失脚」という言葉は、「脚」を「失」うと書きますが、この日本語はたいへん重要なことを教えてくれています。今まで支えてくれていた「脚」を失った状態を「失脚」と言っているのです。

失脚という場合、その人はそれまで、自分の努力で自分の脚で立っていたと思っていたのかもしれませんが、実はその人を支え、押し上げてくれていたものから見放されてしまったということだったのかもしれません。

人生という旅の中で出会った人すべてを味方にしていくことが人間の本質です。反対に、お世話になった人への感謝を忘れていると、もう支援をしてもらえないどころか、敵をつくってしまうことにもなりかねません。

たとえ成功して自分の足で歩いていけるようになっても、その恩を忘れておそろかにしてはならないのです。人生は味方をつくっていく作業であり、味方をどんどん増やしていくと、その後の人生もずっと豊かで楽しいものになっていくようです。

「成功する人は敵の少ない人ではない  味方の多い人だ」(五日市剛) 

出会った人を敵にまわしてしまう人がいる。 いつまでも許さず、相手の欠点や失敗を指摘したり、高圧的に非難し続けるような人だ。 許しのない人は、トゲトゲと気持ちがささくれだっている。 

反対に、出会った人出会った人がこぞって味方になってしまうような人もいる。 まるで春の風のように穏やかであたたかく、人の気持ちがわかる、感謝の多い人だ。 感謝が多い人は、「おかげさま」の気持ちで生きている人。

「人生は味方をつくっていく旅」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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