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次郎長の言葉

今日のおすすめの一冊は、伊藤肇氏の『帝王学ノート』(PHP文庫)です。その中から「いくつになっても挑戦し続ける」という題でブログを書きました。

本書の中に「次郎長の言葉」という心に響く文章がありました。

《人と人との出会いがあるように、人と言葉との間にも不思議な邂逅がある。》(亀井勝一郎)

 「愛すべし。狎(な)れしむべからず。 愛さるべし。狎(な)るるなかれ。」 

この出典がどうしてもわからなかった。 『こんなすばらしい言葉を誰がいったのだろう』と、随分と長い間、もどかしい思いをして いた矢さき、スタンレー電気の創業者、北野隆春さん(現名誉会長)が編集した『私の選んだ格言』をもらって、何気なく開いたところが、この箴言が冒頭に出てきた。 

おまけに驚いたのは、それを喋ったのが一代の俠客、清水の次郎長だった。 一瞬、次郎長が誰かにきいたのを口伝えにいったのではないか、と疑った。

しかし、よくよく、考えてみると、剣聖といわれた山岡鉄舟から「お前の子分は沢山いるが、このうち、 何人がお前のために体を張れるか」ときかれ、「残念ながら、一人もおりません。だが、先 生、わっちでしたら、何時でも子分のために命を投げ出せます」と答えて、鉄舟をうならせ たというから、やはり、次郎長自身がさまざまな体験から帰納したものであろう。

◆小林正観さんは、近しければ近しい関係ほど、「狎れていけない」という。それはたとえば、家族(子どもにも)に対して、「さん付けで呼ぶ」(名前を呼び捨てにしない)。「朝の挨拶は自分から先に」、「丁寧な言葉を使う」等々。

呼び捨てにするということは、自分の妻や恋人を自分の所有物のように思うこと。「さん付け」で呼ぶのは部下や後輩も同じ。男女も関係なく「〇〇さん」と呼ぶ。

すると「狎れ」がなくなり、お互いに尊敬という概念が生まれてくる。
次郎長の言葉を噛みしめたい。

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