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頼まれ事を断らない

今日のおすすめの一冊は、橋本京明氏の『強運のつかみ方』(だいわ文庫)です。その中から「運をつかむための心構え」という題でブログを書きました。

本書の中に「頼まれ事を断らない」という心に響く文章がありました。

人から何か頼まれると、「自分のことを雑用係だと思っているのではないか」 「都合よく使われているだけではないか」と思う人もいるかもしれません。 

しかし、頼まれ事を面倒に感じ、断っていては運は開けません。なぜなら、そのなかに運を開くための可能性が含まれているからです。 一見、「やりたくないな」「苦手だな」と思うものほど、「好き」なことが隠れている場合があるのです。ですから、強運な人になりたいのなら、「頼まれ事を頭ごなしに断らない」ことが重要です。 

たとえば、人前で話す仕事を頼まれたときに、「私には無理」と思ってしまうのは、「あんなふうに人前で話せる人になれたらいいな」という憧れの裏返しかもしれません。憧れてはいるけれど自分にはとうてい無理だと思うから、毛嫌いしてしまうのです。 

そのことに気づくことができれば、断るのではなく、とりあえずやってみようと思えます。その結果、人前で話すという仕事に魅力を感じて、そのような仕事に携わることになり、人生を大きくシフトチェンジできることもあるのです。

また、頼まれた仕事が、お茶汲み、トイレ掃除、コピーとりのような雑用であっても、実は、その雑用のなかにこそ学ぶべきことが隠れていたりします。 おもてなしの心、感謝の心、所作を大切にする心···人生の真理はそうした雑用のなかにあったりするものです。

それに気づいて一つひとつを丁寧に扱っていくのか、それとも、文句を言ってやるのか、そのどちらを選ぶかで、運気に大きな差として現れるのです。 頼まれたことは、まず一度受け入れて経験してみる。

受け入れたからといって、すべてやらなければならないわけではありません。実践した結果、気が重くて仕方がない、自分らしくなれないというのであれば、断ればいいのです。 入り口は広くして、いろいろなものを受け入れてみましょう。頼まれ事のなかにこそ、強運へと導くエッセンスが隠されているのです。

「面倒だな」とか「苦手だな」、「嫌だな」と思っているところに往々にして運はひそんでいる。嫌だなと思うことからは、ふつうはそれを避ける。だから嫌だと思う分野には手をつけないし、試してみることもしないからだ。

昨今は、自分の好きなことや得意なことばかりやって暮らす、ということがもてはやされている。しかし、それでは自分の思ってもみないような偶然は起きない。

運を開くため、頼まれごとを断らない人生でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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