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シンクロニシティに気づくには

今日のおすすめの一冊は、本田健氏の『決めた未来しか実現しない』(サンマーク出版)です。その中から「ただ与えること」という題でブログを書きました。

本書の中に「シンクロニシティに気づくには」という心に響く文章がありました。

「このままいまと同じような生活をしていたら、きっと後悔する」と思ったら、違う方向を見なければなりません。でも何も考えてなかったら、いま自分の体が向いているほうに行きます。自分の体が向いている方向が宿命なのです。
宿命から出たいと思ったら、体の方向を変えなければなりません。宿命の力は強大です。つねに私たちを、宿命に沿った生き方に引き戻そうとするのです。宿命とはいわば、人生の「わだち」のようなものと思えばよいでしょう。田んぼのあぜ道や林の中には、自然にできたわだちがあります。何も考えないで歩いていると、ついわだちに沿って歩いてしまいます。
たとえばお金にルーズな人はどうしても金銭のトラブルを起こしやすい、男女関係に弱い人はどうしても異性の誘惑に負けてしまう、お酒に飲まれやすい人はお酒の席で失態を演じてしまう。このように、ついわだちを歩いてしまうように、気がついたらいつのまにかそうなってしまうというのが、宿命なのです。
しかし、宿命はわだちですから、電車のレールと違って、まったく動かせないものではありません。お金に弱い人はお金がからむ問題には深入りしない、男女のトラブルを起こしやすい人は変な誘惑にはのらない、お酒で失敗する人はお酒を控える…などなど、ただ選択するだけで、これまでのパターンから脱することもできるのです。
どんなに親に反対されても、どうしても歌手になる夢を捨てきれずに上京する、留学したいという思いをあきらめきれずに海外に渡ることで自分の運命を切り開く人もいます。人生はつねにその瞬間に発した意図によって、違った顔を見せてくれるのです。そして、そうした選択はしばしばシンクロニシティによってなされることも多いのです。
たとえば、人と待ち合わせして早く着きすぎたので本屋に入った。その本屋で何気なく手に取った本が、人生を変えるヒントになるかもしれません。あるいは、乗る電車の方向を間違えて、次の駅で乗り換えたところ、何年かぶりに古い友人と出会った。その人に誘われて行ったパーティで結婚相手を見つけたりするのです。
そこには、努力は必要ありません。というか、努力してどうにかなる問題でもないのです。ただ、シンクロニシティが起こったときにそれを感じ取る感性と、それに応じて行動を起こす瞬発力が大切になってきます。この感覚が身についてくると、これまでの宿命のままに生きてきた人が、そこから外れて新しい人生を歩めるようになります。

好奇心旺盛(おうせい)な人は、なんでも面白がることができます。ガンとして自分の決めた枠から出ようとしない人は、今までとは違った新しいことにチャレンジしたり、それを楽しむことはできません。

それは、何か大きな変化があったとき、それに対するその人の態度や行動でわかります。その変化を楽しむのか、拒否して自分の殻(から)に閉じこもるのかの違いです。シンクロニシティは、ワクワクドキドキして面白おかしく生きている人に起きやすいといいます。なぜなら、面白いことや楽しいことを見つけ出せる感性と、シンクロニシティを感じ取る感性は同じだからです。

シンクロニシティに気づくには、ワクワクドキドキ、面白おかしく生きることがとても大事です。

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