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一日一回、必ず笑おう

今日のおすすめの一冊は、境野勝悟(かつのり)氏の『超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない』(三笠書房)です。その中から「喜び楽しむ心を持つ」という題でブログを書きました。

本書の中に「一日一回、必ず笑おう」という心に響く文章がありました。

《一日も喜神なかるべからず》 

(一日一回、必ず「笑う時間」をつくる) 

まったく、おもしろくない日が続く。暗くて、つらいニュースが、毎日押し寄せてくる。景気も、なかなか、よくならない。仕事に喜びが、持てない。 電車に乗っても、ポチポチ歩いていても、ケイタイを片手に持って、コチコチメールを打って、一日が暮れていく。 

町の中に、人の世に、だんだん笑顔がなくなった。喜んでいる姿を、なかなか見つけられない。 

大雨が上がって、空が明るく晴れわたる。鳥たちが、花の上に舞い立って、羽根をかわす。枝先に芽吹いた若葉も、地上の雑草たちも、いっせいに喜び楽しんでいる。

笑顔が消える。喜ばない。すると、肝心の自分の明るい心に、フタがかぶさる。 一日、一回でいいから、笑う時間を持ちなさい。喜ぶようにしなさい。それが、菜根譚の教えである。

自然界は、カラリッと晴れ上がっただけで、なにもかもが、大喜びしているではないか...と。自然は、人に、必ず、生きる喜びを教えてくれる。 
《「雨が上がったら喜ぶ」という自然の教え》

「絶望した人間に笑いを蘇らせることは、その人間を生き返らせることに他ならない」(ピーター・ドラッカー) 

アメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズは、笑いによって自らの難病を治癒させた人として有名だ。 病気と同様、失意のどん底にある人、たとえば倒産の危機に瀕している経営者を救う方法としても、笑いが有効だ、という。

笑いには、心が明るく元気になり、リラックスでき、心がゆるみ、心に余裕ができて、自らを客観的に見ることができる。そして免疫力が高まるので健康になる、と様々な効用がある。 

まさに「笑い」は、デール・カーネギーの言うように、「元手がいらない。しかも利益が莫大。 与えても減らず、与えられたものは豊かになる」という最高の贈り物だ。

「喜神なかるべからず」とは、喜神がないといけない、という意味。

「喜神なかるべからず」・・・

「一日一回、必ず笑おう」

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