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肚にストンと落ちるとは

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの「成功脳」(KKロングセラーズ)です。

斎藤一人さんは、「不利な条件ほどトクだよ」といいます。すると多くの人は、どうして不利なことが「トク」なんですか?と聞きます。また一人さんは、「幸せだ」と言えば「幸せ」がくるよともいいます。これにも、「どうしてそうなんですか?」と聞きます。それに対して一人さんは「わからなくても、そう思うしかないんだよ」といいます。

松下幸之助氏のこんな話があります。かつて、松下幸之助翁が「ダム式経営の話」を講演したとき一人の聴衆として京セラの稲盛氏が聞いていたといいます。ダム式経営とは、ダムが水をいつもたたえているように、何か緊急な事が起きても余裕をもって経営できるようなたくわえが必要、との教えです。

講演の後、一人の聴衆が質問しました。「今の自分には、余分な資金も蓄えもない。どうやってそれをためたらよいか」と。すると、幸之助翁は「たくわえが必要だと思わなあきまへんな」と答えたところ、聴衆からは失笑がおきたといいます。「そんなことは、誰でもわかっている。その方法がわからないから聞いているのだ」、と。

しかし、稲盛氏だけは、「まったくその通り」と、深く感動し、まだ小さかった京セラを高収益の上場企業にしたといいます。当日いた何千人という聴衆の中で、この教えを腹の底から理解し、実践したのは稲盛和夫氏ただ一人でした。

真に深い言葉は、肚にストンと落ちるかどうかです。そこに理屈はないのです。松下幸之助氏は、それを「素直な心」といいました。信じるとか信じないとかでもないのです。素直に、「ああ、そうなんだ」という深い共感をすることです。

深く共感をする、肚にストンと落ちる、ってホントに大事だと思います。

今日のブログ(3分動画も)はこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12601876095.html

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