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すべては振動である


今日のおすすめの一冊は、高橋宏和氏の『「量子力学的」願望実現の教科書』(SB Creative)です。その中から「影響力の法則」という題でブログを書きました。

本書の中に「すべては振動である」という興味深い文章がありました。

すべての物質は原子で構成されていますが、原子はそれぞれ物質特有の周波数で振動しています。周波数というのは、1秒間あたりに振動する回数のことで、振動数ともいいます。
例えば、身近のものだと、パソコンを購入するとき、CPUのクロック数の単位で 「GHz(ギガヘルツ)」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。このヘルツが振動数の単位になります。ギガとは10億という意味なので、例えば、CPUの クロック数が3GHzのパソコンは1秒間に30億回振動するCPUということになります。
人間も動物も植物などあらゆる物質(ここでいう物質とは、場所をとり一定の量を持つもののこと)も、光や風、雷や地震などあらゆる自然現象も、見えない世界ではこれらはすべてに固有の周波数があり振動しています。 この振動によって生じる波のことを“波動”といい、人間を含めたすべての物質は固有の波動を発しているといえるでしょう。
波動という言葉はスピリチュアル的な意味合いでよく耳にする言葉かもしれませんが、量子力学でも波動方程式という言葉で使われます。波動方程式とは、目に見えないミクロの世界の素粒子の振る舞いを数式で表現しているものです。 この方程式を解くと、波動関数を使って電子などの素粒子が原子のどこに存在しているのか、存在確率を計算することができるのです。
1918年にノーベル物理学賞を受賞したドイツの物理学者マックス・プランクは、「すべては振動であり、その影響である。現実に何の物質も存在しない。 すべてのものは振動で構成されている。」 という言葉を残しています。
このように、実はすべてのものが振動していることは、100年以上前から分かっていたことなのです。 では、「現実には何の物質も存在せずに、すべてのものは振動である」とはどうい うことなのでしょうか?
これは、量子力学の最先端の理論の1つである「超ひも理 論」で説明することができます。 すべての物質は素粒子から構成されていますが、素粒子と聞くと丸い粒のように 「点」の形をしているイメージがあるかもしれません。
しかし、この「超ひも理論」 によると、電子やクォークなどの素粒子をさらに細かく見ていくと大きさを持たない 「点」ではなく、小さな「ひも」の形をしていて、この「ひも」の振動の違いによってあらゆる素粒子や物質が生まれているとされています。
「すべては振動している」という理論を応用すると、この世のあらゆることを説明することができます。 人のコミュニケーションにおいて「波長が合う」「波長が合わない」とよくいわれ ますが、これは波長が合うと共鳴現象を起こし、一気に人との距離感が縮んで仲良く なると説明できます。
自己紹介して好きな映画が同じだったり、趣味が同じだったり、出身地が同じだったりすると急に親近感が湧いてきますよね? これは人間関係における共鳴現象だといえるのではないでしょうか。 共鳴現象とは、「物体はその固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する」という現象のことで、物理学の世界では共振ともいいます。
例えば、ワイングラスの固有振動数と同じ周波数で声を発声したら共振が起こり、 ワイングラスは割れてしまいます。吊り橋と同じ固有振動数で風が吹くと吊り橋が落ちてしまうという現象も確認されています。このことから、ワイングラスや吊り橋などの物体も固有の振動を持っていることが分かります。
この世は同じ波長のもの同士が引き寄せ合ってつくられている、と言えます。人でいえば「類は友を呼ぶ」という現象です。「引き寄せの法則」という言葉がよく使われますが、マイナスの波動を出せば、マイナスの現象を引き寄せるというものです。

逆に、ポジティブな思念を持っていたら、ポジティブな現象を引き寄せることができるということですね。毎日、機嫌良くしていることがいかに大切か、ということです。

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