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いくつになっても少女漫画の話がしたいんだ!#漫画の履歴書

すっかり年をまたいでしまいましたが、やっぱり書きあげたい!!#漫画の履歴書

たけのこさんの圧巻のnoteからはじまり、色々な方が書いていますね。そして、嘉晶さんも!!書いて下さって嬉しいです。

会ったときもにお話しした谷川史子先生、私も昔も今も大好きです!!まっすぐにいこう。も忘れられない作品。
また嘉晶さんと漫画のお話しもしたいな~。


幼少期

まだ漫画を読むことはなく、アニメから漫画に触れあっていた頃。

キン肉マンキャプテン翼北斗の拳タッチ・・・と、兄が見るアニメを一緒に見ていました。他にも色々見ていたのですが、好きだったのはハイスクール奇面組シティーハンターハイスクール奇面組は、変態感もありつつもあの5人組がいつも楽しそうで、見るのが楽しみだったのかな〜と。プラス恋愛要素もちょびっとあるのが、女子的によかったのではないかと。
ちなみに一堂零くんが好きでした。鈍感そうなのにふっと気遣いができる(偶然たまたまなのかもだけど)感じがぐっときてしまうんですよね。

あ、あと曲が好きでした!!おニャン子クラブは世代的にあまり分からないのですが、このアニメで「うしろゆびさされ組」と「うしろ髪ひかれ隊」を知り、この人達がおニャン子クラブの人なのかーーーと後から知りました。
好きだったのは「涙の『・・・・・』」と「バナナの涙」。

あぁ、懐かしい!!!好きだった〜。あ、どちらも涙が入ってますね。

そしてシティーハンター。これはもう冴羽獠が理想の男性!!って思うくらい好きでした。再放送を多くしていたので、幼少期〜小中学生まで何度も見ていたので、冴羽獠の格好良さを刷り込まれてしまったんですねぇ、はい。
『かっこいい×エロ』って最高です。余談ですが、この流れで福山雅治も好きになりました。

そしてシティーハンターと言えばTMネットワーク。有名すぎる「Get Wild」はもちろんだけど、個人的に大好きなのは「STILL LOVE HER (失われた風景)」。獠と香の関係性を歌っているようで、切ない気持ちで見ていました。

新宿の街並みを背景にイラストが映るのがかっこよくて好きだったんですよね〜。はぁ懐かしい。

小学生

隣の隣に住んでいためぐちゃんが先生だった。
読んでいた雑誌は「りぼん」。

どの漫画雑誌を読み始めるか。
りぼん」「なかよし」「ちゃお」と当時の3大少女漫画雑誌があった中、どうして選んだのかは覚えていないけれど、「りぼん」を読んで育ちました。間違いなく「りぼんっ子」です。
小学何年生ころから読み始めたかは覚えていないのですが、読み始めたころ連載していたのは、ときめきトゥナイト(なるみ&鈴世時代)、星の瞳のシルエットハンサムな彼女有閑倶楽部ちびまる子ちゃんマリンブルーの風に抱かれて・・・。その中でも忘れられないのがお父さんは心配症。これは以前のnoteで思いを書いているのですが、衝撃的でした!!今でも大事にしている漫画の一つです。

りぼんっ子だったのですが、毎日一緒に登校していた隣の隣に住んでいためぐちゃんが、ものすごーく漫画好きで絵も上手い子だったんです。彼女に影響を受けて、ぼくの地球を守ってここはグリーン・ウッド赤ちゃんと僕なんかも読むように。花とゆめは大人!!!って感じで、おませなめぐちゃんに影響がなければ読むことはなかったです。ここはグリーン・ウッドはよく読んだな〜。ちょっとBL要素もあってよき。

中学時代

同じ部活のかおりちゃんと兄の影響を受ける。
相変わらず読んでいた雑誌は「りぼん」。

中学生になり、めぐちゃんとは疎遠になってしまったけど、同じ部活のかおりちゃんも漫画好き!!しょっちゅうお家へ行っては漫画を一緒に読んでいました。
りぼんでは、女ともだち姫ちゃんのリボンママレード・ボーイ等がはじまりました。そして絶対的エース、天使なんかじゃないもスタート!!

翠に憧れない女子はいないんじゃないかってくらい、みんな好きだったし、翠に強烈に憧れすぎて妄想では翠になってたよね。素直で明るくてみんなに好かれる翠だけど、ケンちゃんにはずるくなっちゃうところにすごく共感したな~。まじめちゃんだったから、マミリンの気持ちもすんごく分かる・・・けど、あんな格好いい女じゃなかったです。

あたしは
冴島翠みたいになりたい

うれしい時はちゃんと喜んで
悲しい時はちゃんと泣けるような
そんな当たり前のことが
みんな意外と出来なかったりするのよ

あんたが
みんなに好かれる理由がわかるわ

もう、セリフ読んでるだけで涙出てきてしまう・・・。
矢沢あい作品は他もほぼ読んでいるけど、天使なんかじゃないはもう別格です。何度読んでも泣けてしまう。特に最後の「真っ白な答辞」。これは思い出すだけでギュッと青春時代に、そして天使なんかじゃないの世界に入り込める気がしてしまう。こんなにキラキラした青春時代を送ってはいないんですけどね。

かおりちゃんもちょっとおませさんで、りぼんではない作品をよく読んでいました。その影響で読んでいたのが、海の闇、月の影ふしぎ遊戯。それらを連載していた少女コミックも読むように。
海の闇、月の影からハマり、篠原千絵作品はたくさん読みました。とは言え世界史が苦手だったので(関係あるのか?)、長編はあまり読んでおらず、短編作品ばかり読んでいました。2時間ドラマ大好きっ子だったので、恋愛×サスペンスものがたまらなかったんです。
今も現役で連載作品がある篠原千絵先生、来年40周年!!!すごいです。

世界史が苦手といったけど、ふしぎ遊戯ハマりました。

朱雀とか玄武とか・・・よく分かっていなかったけど、イケメン達から取り合いされたい〜!!迫られた〜い!!と、きゅんきゅんしながら読んでいました。ちょいエロい感じがまた中学生には恥ずかしくも興味津々で、ドキドキしてました。

ちょいエロい感じに興味がわき、兄が読んでいた漫画もこっそり隠れて読んでいました。きまぐれオレンジロード電影少女東京大学物語など。あぁ~こっそり読んでたなーー-。

高校時代

部活が一緒のゆうこの影響と、妹と共有する。
読んでいた雑誌は「りぼん」「別冊マーガレット」。

3歳下の妹とりぼんを共有して読んではいたけど、段々りぼんより別冊マーガレットへと移行するように。イタズラなKiss先生!まっすぐにいこう。などが好きでした。それから、別冊ではなくマーガレットでの連載でしたが、花より男子。これも外せない名作。

つくしの「踏まれてもつぶれない雑草魂」が、弱い自分には格好良すぎたけど、天ないのみどりとは違う強さに憧れました。そして道明寺と花沢類の間で揺れる気持ち…わかるよーーーわかる!!!(そんな状況にはなったことないけど)かなり俺様でお子ちゃまだけど、真っ直ぐ全力で愛情を伝えてくる道明寺と、何を考えているか分からないけど、いて欲しいときに現れる花沢類。え、どっちか選ばないとダメですか!?ダメですか!?
様々なトラブル・壁にぶつかりながらも、やっぱりつくしと道明寺は一緒にいて欲しい。ハッピーになって欲しいな~と思って読んでいました。

それから、高校の部活で一緒だったゆうこがよく漫画を持ってきていて、みんなで共有して読んでいました。3人兄妹の末っ子、兄が2人いたゆうこは、兄の影響もあって男性漫画をよく読んでいました。そして当初一番衝撃を受けたのが、行け!稲中卓球部

兄の漫画をこっそり読んではいたけど、あまり男性漫画、特にギャグ漫画に免疫がなかったので衝撃的でした。そしてこの世界観にハマってしまいました。みんなで繰り返し読んだし、読んだ内容を共有していたから余計に今も様々な場面をはっきり覚えてます。一番好きなキャラは井沢で、井沢が育てていた?サンチェも妙に好きでした。失踪して別の女性と現れたとき、ショックだったなーーー。

それ以外にも色々男性漫画を共有したのですが、稲中の記憶が強すぎて他は全然覚えていないんです。たくさん読んだんですけどね。

大学時代

ほとんど漫画を読まなかった時代。
予備校仲間のうめちゃんに影響を受ける。

大学時代は漫画を読んだ記憶がほとんどありません。とにかくよく遊び、よくバイトをし、3年生から勉強にも目覚めました。(遅い!)
そんな中、記憶に残っているのがベルセルク

予備校仲間のうめちゃん(男子)と大学になってからも仲が良く、お家へもよく行っていました。その時、うめちゃんの家にある漫画や小説をよく借りていました。ベルセルクのような戦闘もの?は読んだことがなかったので、ちょっとハードル高かったけど読み進めるうちにハマっちゃいました。と言っても、ガッツとグリフィスの話あたりまでしか読んでいません。えっと、まだ続いているんですかね?もう全くついていけないけど、久しぶりに読みたくなりました。

他には、ピンポンマスターキートンMONSTERなんかも借りて読みました。それから村上春樹もうめちゃんの影響で読むように。一時期までは全ての作品を読んでました。今読み返すと、あの頃と違う感じ方をするのかな~。ちなみに、国境の南、太陽の西が一番好きです。あ、漫画じゃなかった。

就職~結婚まで

色んな雑誌を読むように。
cocohana、Kiss、Cookieなどを読む。

家と会社の往復の日々にも慣れ、時間にも余裕ができ漫画をまた読むようになりました。当時は色んな雑誌を同時に読んでいました。cocohanaCookieKissFEEL YOUNGなどを購入・立ち読みしていました。
恋愛ものは変わらず大好きだけど、だんだん恋愛+仕事ものを読むようになってきました。やはり自分の状況と重ね合わせられる方が共感度が高くなるな~と。
きみはペットプライドサプリのだめカンタービレなどを読んでいました。きみはペットは以前のnoteでも書きましたが、恋愛における自分のダメな部分をすみれちゃんに重ね、モモが欲しいーーー!!と本気で思っていました。

結婚したい、でも出来ない…。そんな悩みを抱えていたとき、出会ったのが娚の一生恋のたまご

めんどくさくていつも迷っていて、不安であがいて…そんな自分にどちらも刺さる言葉が多くて、読むたびに泣いていました。
恋愛漫画をたくさん読んで、似たような性格だったり状況だったりする主人公がいるたび、読んで答えを探そうとしてたけど、似ていたってみんな違う。だから答えだってみんな違う。だったら自分の答えは自分で見つけなきゃいけないんだ。
やっとこ気がつきました。

結婚~今

今が一番漫画を読んでいる!!
やっぱり恋愛漫画が好き。漫画は癒やし。
旦那さんの影響を受ける。

漫画の読み方が、雑誌・コミックからアプリへと変化してきました。今もコミックで買いたくなるのですが、場所問題もあり圧倒的にアプリで読むことが増えました。小説は紙で読みたくなるけど、漫画はwebで読むことに違和感がなくなってしまったな~。
そして、私以上に漫画を読みまくっている旦那さんの影響もあり、今まで読んでいなかった漫画も読むようになりました。男性・女性と性別関係なく読めるようになったのもwebで読む良さかな~と思います。

40代になっても漫画を読むとは…。と思っていましたが、今は主人公の年齢や状況も多種多様になっていておもしろいです。もちろん40代が主人公の漫画もたくさん!!今ドラマになって話題になっているその女、ジルバ、他にもセクシー田中さん後・ハッピーマニアローズ ローズィ ローズフルバッドなど、どれもリアルでおもしろい。主人公が白髪を気にするとかない!!って思っていたのに、サラッと描かれています。
更に50代、80代が主人公の漫画も!!80代の主人公傘寿まり子大好きです。

リアルで厳しい現実もありつつ、いくつになってもチャレンジ精神と前向きさをもっているまり子さんに勇気づけられます。ご都合主義的な描き方と思えるところもあるけど、そこはまり子さんが今までの人生で築いてきた縁や処世術あってなんだと思うと教訓としたい。


今おススメの漫画5作品

語りたい漫画はたくさんあれど、もうそろそろ5000字に手が届きそうなので、2020年に読んで好きになった漫画を紹介します。

女の園の星

はい、私の癒やし。
大事件もミステリーも冒険もラブロマンスもない。とある女子高で教師をする星先生と同僚や生徒たちとの日常を描いているのにくすくすと笑ってしまう。主人公達のキャラや言葉の選び方、間の取り方、作者のセンスが人を魅了しているんだなーと思わされる。
一家に一冊置いておいて欲しい作品です!!
和山やまさんの今後が楽しみすぎます!!

メタモルフォーゼの縁側

75歳の女性と17歳の女子高生のBLを通じて始まる交流。違う時代を生きてきた2人が、共通の好きを持ったことで繋がっていく。お互いを思いやる2人だからこそ、緩く穏やかで大切な時間が流れていく。この関係性を作ってくれたモノに感謝をする気持ちに思わず涙…。会話が多くないため、絵で表現されるそれぞれの日常に癒される。雪さんのかぼちゃが固くて切れず放置しちゃうのとかとても好き。
あぁ、好きなモノで繋がる関係性っていいな~と思わせてくれる作品です。あ、実写映画化も楽しみです!!

御手洗家、炎上する

これはサスペンスだけど再生の物語。
主人公の綿密に考えられた復讐劇がメインでストーリーは進む。この人はいったい味方なのか敵なのか…。犯人を追い詰めることがクライマックスかと思いきや、二転三転していく。ハラハラドキドキしながら読み進めるうちに、これはサスペンスだけど主人公含めみなそれぞれの再生の物語なのではないか。そう思えてきた。幸せそうに見えても心の奥に消えない負い目をもっていたり、将来有望と思われていたのに引きこもりになってしまったり、復讐心だけを支えに青春なんてないまま生きてしまったり・・・。ストーリーは終盤に向かっているけれど、まだ誰も救われていない。事件が解決することが最終的な目的ではなく、その重い蓋を押し開けることでやっとみんなスタート地点に立てるのではないか。そこから家族の再生、青春の再生が行われることを願わずにいられない。
とにかく最終回まで楽しみで仕方ない作品です!!

セクシー田中さん

40歳の田中さんは、昼間は優秀だけど地味な経理社員。しかし夜は意外な趣味で全く違う姿で生き生きとしている。そんな姿を同じ会社の23歳OL朱里が見てしまい、すっかり田中さんのファンになり追っかけをすることに。それをきっかけに、田中さんは振り回されたり賑やかになったり…。周りの男性も巻き込み、田中さんと朱里のリアルな日常や恋愛を描いた作品。

シンデレラストーリー!?自分探しの話!?現実味のない話ではなく、こういう理由でこう生きてきて、でもこんな出会いがあったから少し踏み出した。踏み出したけどうまくいかないことも、現実にぶち当たることもきちんと描いているから読んでいて、共感して笑って勇気ももらえる。
それから、「こういう人いるよね!」とうなずきまくりの男性陣!!でもありがちではなくきちんとその人の個性も描かれているから、うわーなんて無神経なやつ!と思わせるけど嫌いにはなれない。人物の描き方がとてもうまい。
いつかドラマ化して欲しい作品です。

モブ子の恋

ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた信子。自分が恋をするなんて…。積極的な行動は苦手だけど、周りのサポートもあって勇気をだして距離を少しずつ縮めていく。恋のお相手入江くんとのゆっくりながら二人らしく進んでいく恋のお話が読んでいてほっこりする。キュンキュンする恋愛漫画のような展開や登場人物はいないけれど、ドキドキすること恋をすることに主役も脇役もない。それぞれの人生はその人が主人公だから。信子ちゃんと入江くんの初々しさ、相手を気遣いすぎてしまうところが、少しずつ変化していく姿をずっと見守っていたくなる。
キャラが濃い漫画に疲れたときにそっとおススメしたい作品です。

***

漫画はいつも大事な人との間にあった。

自分と家族、友達、恋人、旦那さん、そしていつかは子ども。間にはいつも漫画は欠かせないものでした。積極的に話しかけられるタイプではなかったので、話しかけるきっかけや、友達と仲を深めるときも、共通言語として漫画にたくさん助けられました。今も旦那さんと漫画の話をするのがとても楽しいです。携帯で気が付くと漫画ばかり読んでいて、イラっとすることも度々ですが、
「今読んでいるこの漫画がおもしろいんだよね~」「これ好きだと思うから読んだほうがいいよ!!」と、夫婦間で紹介しあえるのもいいですね。

大事な人との間を取り持ってくれたことはもちろん、背中を押してくれたり、新しい世界を見せてくれたり、理想や憧れを持たせてくれたり、漫画にたくさん救われてきました。
そんな漫画を多くの人に知ってもらいたい。届けたい。恩返をしたい。そんな気持ちを持って、アルのライターに応募することを決意しました。

自分よりもっとたくさん漫画を読んでいる人はたくさんいる。自分よりずっと素敵な文章を書ける人もたくさんいる。好きだからって書き続けられるのだろうか…。ただちょっと漫画が好きで長年読んできただけの自分に、漫画のライターが務まるのか…。
ダメだった時のショックや恥ずかしさや出来るかどうか分からない不安など、やる前からダメな理由ばかり考えていました。でも、やってみることが大事なんじゃないか、ダメでも失うものは何もない!そう思い、決意をこのnoteに書きました。
読んでくださった皆さま、チャレンジを温かく見守って下さるとうれしいです。

このnoteを書いてみて、やっぱり私は漫画が好き!!特に少女漫画が大好きだと痛感しました。そして、大好きな少女漫画の話しをいろんな人としたい。同じように好きな人もまだこれから出会う人とも。

書き上げるまでかなりの時間を要しましたが、書くきっかけをくれたたけのこさん、ありがとうございました。

そして長文を読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。














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