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伝統工芸品の強みを生かした海外販売手法8~パート2~

みなさんこんにちは。リアルジャパンプロジェクトです。前回の記事で、4つの海外販売方法をご紹介しました。気になる残りの4つの方法については、本文をお読みくださいませ。
簡単に商品情報を拡散できる今こそ、日本の工芸品を海外へ発信するベストタイミングです!

5、クラウドファンディングによる販売

海外販路開拓する場合、金額のことで心配される方も多いでしょう。そこで、資金調達の方法をご紹介します。
それはクラウドファンディングと呼ばれるもので、インターネット上で資金を調達し事業を行う仕組みのこと。事業内容や想いなどに共感した第三者の方が、プロジェクト達成のための資金を寄付してくれます。クラウドファンディングを使うことで、長年の夢だった事業を実現できる可能性があるので、企業だけでなく個人の方も利用し目標を達成させていますよ。「日本の工芸品を海外へ発信したい」という想いは、多くの日本人が持っていることだと感じるので、サポートしてくださる方はきっとたくさんいるでしょう。
やり方は、まずクラウドファンディングをサポートしているウェブサイトを見つけます。サイトによっては専任サポーターがいる場合もあるので、何も分からない方は相談をつつ取り組んでいきましょう。
資金調達には募集期間があり、終了時までSNSやブログにて活動記録を発信し続ける必要があります。そして募集期間終了後に資金を受けとることができ、資金支援いただいた方へ随時様々な方法でお礼を返していきます。
じつは、海外のクラウドファンディングサイトにも登録することができます。しかも全世界でプロジェクトが読まれるため、集まる金額が国内とは比べ物にならないといった点が特徴。しかし問い合わせが多数きた場合、すべてに対応するのが難しかったり言語の壁もあるので、まずは国内でのクラウドファンディングから挑戦してみては。

6、コンテンツを使用し、モノを販売する方法

コンテンツ販売とは、持ち前の知識やスキルなどを武器にしてネット上で販売をしていくことです。ご自身の魅力をうまく引き出し発信すれば、根強いファンができるでしょう。そして、考えたコンテンツにうまくモノを繋げることもできたら、「ほしい!」と思ってもらえること間違いなし。
まずは海外に発信するためのプラットフォームを用意し、得意分野や持っている知識が生かされるコンテンツを考えます。しかし、ユーザーが得たいと思えるコンテンツでなければ見られないでしょう。そこで王道なコンテンツが、「悩み」を解決できるというものです。
売れているコンテンツ販売の共通点には、だいたいユーザーの悩みをヒアリングし解決策を提案している場合が多いです。まずはこのベースを使ったコンテンツを作り、そこに独自性を出すことで他とかぶらずファンがついてくれるのではないでしょうか。工芸品を使ってのコンテンツ販売は多いようで少ないので、今のうちに試してみてください。

7、展示会などによる従来の卸販売

いままでご紹介した方法と比べて、海外展示会に出展することが一番簡単だと感じます。商品を現地に持っていくだけで、海外のバイヤーさんと直接商談することができるのです。渡航費や時間を確保する必要がありますが、直接商品の魅力を伝えられるチャンスなので、一番購入確率が高い方法だと思います。そして、日本の工芸品をなかなか海外で手に入れることができないので、バイヤーの方は興味深々に話をよく聞いてくれるのもメリット。
商談がうまくいけば、海外のセレクトショップなどで卸すことにも繋がります。もし、越境ECを持っていたら、展示会でアピールすることもできるので、一番結果の出やすい方法といえます。

8、販売戦略を使う方法

海外と日本では文化が違うので、商品の好みやニーズが異なる場合も。そのため日本で売れていないからと言って、海外でも売れないというわけではありません。
国内外で工芸品を販売する場合、1人でも多くの方に商品を届けられるよう、販路先に重きをおいた販売戦略を立てましょう。まず、「1.誰に」「2.どの商品を」「3.なぜその商品を買うか」「4.いつ販売するか」「5.どこで」「6.どのようにプロモーションしていくか」を明確にしてくださいね。明確にすることでどういった層にアプローチをすれば、工芸品のニーズがあるかが見えてくるでしょう。また、どの部分にどのくらいの人を使うべきか、予算はどのくらい必要かなども必然的にわかります。そうすることで、無駄な時間やお金を削減することができ無理なく進めることができます。

まとめ

いかがでしたか? 前回の記事と2つに分けて、工芸品を用いた海外販売手法をご紹介しました。あとの4つの方法を知りたい方は、前回の記事を読んでみてくださいね!
リスクが高いと思われがちの海外販路開拓ですが、欲しいと思われる市場に出せば購入につながるでしょう。そして、販売方法でも結果が変わってくると思います。商品によってはコンテンツを使用した販売がマッチする場合もありますし、実際に商品を見せて販売するのに向いている商品もあると思います。それぞれのモノの特徴と販路先の情報を用いて、最適な販売方法を見つけてみてください。
もしそれでもやり方が分からない、という方はぜひ弊社にお問い合わせくださいませ。現在は約 500 社以上の工房・作り手様との繋がりの中で、サポートをさせて頂いています。それぞれの工房・作り手様とお話しながら販路開拓をしております。ぜひ一度、不安点や不明点などをお聞かせいただければと思います。
リアルジャパンプロジェクト オフィシャルサイト (realjapanproject.com)




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