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私と『カタカムナ』の出会い。『カタカムナ』は本物なのか?

『カタカムナ』という単語って、パッと見、わけのわからない造語に見えますよね?

でも本当は『型(かた) + 神名(かむな)』という言葉から来ていて、

『かんながらの道』の作法(型)を詩にまとめた全80首

それが 『カタカムナ』詩
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ただ、私と『カタカムナ』の出会いは、いきなり最初から

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 今からコレを訳すのだ!
 それがお前の使命なのだ!
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みたいに、急なオーダーが届いたわけではないのです。

後から振り返ると「最初からそう仕組まれていたのかも?」という疑いは残るものの、最初は偶然からのスタートだったのです。

事の経緯をお話しすると……
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ある日たまたま、youtubeで、『失われた古代文明』とか『与那国島の海底遺跡』などの動画を見ていたのです。

その日に限らず、普段からそういう動画は、好んで見てはいたのですが、その日は、関連動画の一つとして、

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日本の『縄文時代』には、実は失われた古代文明と独自の古代文字があった! 学校の教科書には書かれてないが、それは四大文明(紀元前3000年)よりも前の、世界最古の文明である。しかし、日本の歴史ではなぜか、その事実を隠そうとしている!
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みたいなカッコイイ解説をしている動画が出てきたのです。

話の流れから、すでにお気づきだとは思いますが、そこで語られていた古代文明こそが、今から解説する『カタカムナ』
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『縄文時代』に失われた古代文明があったですと?


『縄文時代』といえば、半裸の状態で野を駆け巡りながら狩猟をして、暇な時間に土器と勾玉を作っていた、ウッホッホ族だったのでは?

それが古代文明? あのテントみたいな三角形の住居で? あの貝塚の周りで??

でも、『失われた古代文明』って響きは、幻の『ムー大陸』や、『アトランティス』の伝説みたいで、ロマンがある。

……元々、世界の『失われた古代文明』の動画を先に見てたくらいなので、当然この手の話には弱い。

なので、気がついたら、その日から何日もの間『カタカムナ』関連に次々と飛びついていた状態でした。

以前に紹介した、こちらの動画もこのとき知ったもの。

ただ、このときはまだ『霊能者』としての自分ではなく『一般の人』として、面白いyoutubeに夢中になっていただけの状態でした。
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神様と話ができる能力があるとはいっても、相手は神様ですから、毎日コンタクトできるわけではないのです。たまになのです。

ここ、わりと誤解されるところなのですが、基本的には神様って 『気まぐれ御猫様』 と同じ。
御猫様は、気分次第で話しかけてきても、用が済んだらサッと帰ってしまう。あくまでコンタクトは、御猫様の都合。

気分次第なのです。

(他の霊能者の方はどうなんだろう? もしかして自分だけ??)

そのようなわけで、この段階では私も『カタカムナ』に対しては、一般の人のアプローチと同じように、

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カタカムナは『567首』だけ、
特別にエネルギーが強いから、これを繰り返し唱えるべし!
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というのをそのまま信じて、そのとおりにやってただけでした。

最初の数日は、先人にならって『567首』だけ、とりあえず10分くらい、エンドレスリピートを試してみる。
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特に、変化なし。

まあ、そんなものですよね。

大抵、こういう神秘系・スピリチュアル系の情報ってのは、肩すかしになる確率も高いので、今回もそのハズレの一つなのだろうと思ったわけです。

ただ、『カタカムナ』は『全80首』もあるそうな。

ところで 『567首』 以外の他の句ってどうなってるんだろう?

『カタカムナ・マスター』 たちの間では、

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 『567首』のみが重要で
 それ以外の句に関しては、無視してOK!
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みたいに、他の句は『ザコ扱い』になってるけど、実際のところ、どんな感じだろう?

そんなわけで、『カタカムナ・全80首』が一覧で載っているサイトを見てみたら……?

うおっ! 暗号だ。わけわからないよ!

実は、『カタカムナ・全80首』を解読した私でも、当初の反応はこんなもの。

そもそも、コレを見て一発で分かる人なんているの? 

一応私も、高校時代の国語の『偏差値』は「76」の優秀ランクでしたけど、こういう系は、教養でぶつかってもどうにもならない。

結局、神様の声を聞きながら、『神様からの解説』というズルがなければ、私の『最初の反応』もこんなものなのです。
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ところが! ですよ。

まだ神様から『代筆のオーダー』が来る前の、『普通の人』として『カタカムナ』に触れていた自分でも……

音読を始めて何日目だろう? 2週間目くらいだったかな?
この頃になると、毎日唱えてた『567首』の10分リピートが少々効き始めたのです。

えっ? と思うでしょう?

自分でも思いましたよ。「やっぱりハズレだった」と一度は判定した後なのですから。(でも、一応は続けていた)
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真っ先に気づいたのは『見た目の変化』でした。

ふと鏡を見ると、直近2週間で、明らかにカッコよくなってきてるのですよ。

あれ? 自分って、こんなにジャニーズ系の雰囲気だったっけ? というくらい、変化を感じるようになって、なぜか腹筋まで割れてきた。

それだけでなく、その後数日にわたって、立て続けに臨時収入まで入ってきたという……。

別にそんなオーダーなんて、してなかったんですよ。

そもそも『567首』自体、『エネルギーが強い』とあっただけで、『願いが叶う』とは書いてなかったし。
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もしかして、『カタカムナ』ってすごいのかも?
それとも、途中から「発音を変えた」ことが効果あった?

ひとつ〝成功要因〟に心当たりがあるとすれば……

最初は普通に 『音読』 するだけだったのです。
どう発音すればいいか? なんてわからなかったから。

でも、普通に発音するだけだと、だんだん飽きてきて、よりそれっぽい雰囲気になるように、数日目あたりから『僧侶』みたいな発声法を意識して、胸を震わせる特殊な発音に切り替えていったのです。

(後から考えると、これも 『神様』 が授けてくれたインスピレーションかもしれない)

それが〝成功要因〟だったのかな?
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でも、自分一人の成功だけだと、たまたまかもしれない。

何かの間違いで、偶然が重なっただけの可能性もあるので、本当に『カタカムナ』が効いたのか? 他の方にも試してもらいたいと思い、身近な人の中から、不思議系の話ができそうな人に『カタカムナ』の自分のやった発音法も、そのやり方を詳しく教えてあげたのです。

その発音法こそが成功要因 かもしれないので。

一応、まだ確信はなかったので「同じ事をやっても、効くかどうかまでは分からないけど…」という断りを入れた状態で、話したのですが。

……その人もわずか数日で、「確かに変化を感じた!」とのこと。

その人は、見た目の変化ではなく、「急に視力が回復してきた」のだとか!

もしや、『カタカムナ』って、その人それぞれに合わせた潜在的な願いを読み取って叶えてくれる?

正確な発音さえできれば、誰がやっても効果が出る??
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自分だけでなく、周りの人にまで変化があった! しかも即効性も高い! となると、これは話は変わってくるわけです!

もしや 『カタカムナ』 は本物なのでは?

そこで、再び『カタカムナ』の訳が気になったのです。

最初に見たときは「こんな暗号、わかるわけない」と、一瞬で諦めた。

しかし今は『カタカムナ』は本物なのでは?……との疑惑が高まっているので、今度は本気でぶつかる気満々。

なんとか『567首』だけでも、自分なりに訳すことができないだろうか? 
『カタカムナ』が本物だとしたら、本気でアタックしてみる価値はある。

ただ、実際に分析を始めると、予想外の部分で引っかかった。

一番最初に、興味のきっかけとなったはずの『縄文時代の古代文明』という部分……

あそこがどうもおかしい。
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世の中の『カタカムナ』の解説は、そのほとんどが『カタカムナ』のことを、縄文時代のロストテクノロジーとして扱ってる。

あの『記号のような文字』も含めて、漢字伝来以前の日本オリジナルの古代文字だと。

カタカムナの文字

『カタカムナ』の伝説として世の中で言われてる事をまとめると

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『縄文時代の古代文明』であったアシア族は、中国からの漢字伝来以前に独自の古代文字を持っていた。『カタカムナ』の詩は、言葉ではなく、1文字こそに意味があり、それらを紐解くと宇宙と物理、神を表している。
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その方がロマンがあるし、最初はそのつもりで見ていたのですが……

分析していくと、どうしても『縄文時代の古代文明』という説には、矛盾が出てきてしまう。

縄文時代の古代文明?

『縄文時代』というのは間違いで、本当は『平安時代』では?

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『縄文時代の古代文明』の矛盾点
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1.平安時代に流行した、『5・7調の詩の形式』で書かれている句も、いくつか見られる。(第4.5.6首&第48.49&第51.52.53首)
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2.第4首『意は永遠に神なりて・カタカムナ四十八言・ほぐし歌』
……平安時代の言葉の響きそのものでは?
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3.作中に『古事記』と同じ「地名」や「神名」がいくつも見られる。
ちなみに『古事記』の編纂は、奈良時代(712年)
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4.第1首『アシアトウアン』写しまつる……
この『アシアトウアン』とは、平安時代の『蘆屋道満』では?
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5.『カタカムナ』の文字の「サ」と「キ」と「リ」は「カタカナ」そのもの。それを『縄文時代の文字』と主張するのは苦しくないか?
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矛盾点が一つだけならともかく、こうも『平安時代』を指し示す証拠ばかり並んでしまうと、さすがに『縄文時代』説は、訳者の勘違いではないか? と感じてしまう。

実際に私が分析したところ、『カタカムナ』の執筆年は970~1050年の範囲のいずれかまで、かなり年代を絞り込むことができた。

藤原道長や、安倍晴明と同じ時代。

世の中のほとんどが『縄文時代の古代文明説』を疑わず、そのまま受け入れてる中、一人だけ違うことを主張するのは勇気が必要ですが、だからこそ、「正しい知識を広めてほしい」と神様から言われたのかもしれない。

お前ならできるだろう? と。

本当の中身はこれだった

確かに、できてしまったわけですが……

次回は、『平安時代』を指し示す証拠について、さらに深掘りしていきます。

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前回の記事……『自己紹介』と、私の不思議な力の秘密
次回の記事……『カタカムナ』は本当に縄文時代の古代文明なのか?
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