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キャリア・子育て・ライフスタイル

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ビジネスの視点から、キャリアや子育て、生活習慣に役立つ考え方をまとめています。
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記事一覧

APACで活躍するリーダーに共通するスキル - 3つのE

Empathy (共感力)APAC = 多様性 グローバル企業において、Asia Pacific(APAC)は一つの管理地域として括られることが多いが、その中身は多様性に富んでいる。 国によって文化、宗教、民族、言語、経済力、政治形態、人口動態と、ありとあらゆる側面で面白い程違いがある。 もっと言うと、一つの国の中に異なるそれらが共存しているケースも珍しくはない。 多民族が共存するシンガポールやマレーシアはその代表例であるし、うっかりインドにまで足を踏み入れてしまう

壊れた窓理論、子育て、リーダーシップ

靴箱の上の荷物 我が家の玄関にある靴箱の上には、ちょっとした季節の飾りものと家族写真が置いてある。 ハロウィンならミニチュアのカボチャ、クリスマスにはトナカイが座っている。 妻も私も比較的家の中をスッキリさせておきたいタイプなので、意図した飾り以外は極力物を置かない様にしている。 が、現実はそんなに甘くはない。 財布、帽子、子供の水筒、折り畳み傘など、気が付いたら靴箱の上が物置き状態になってくる。 定期的に片付けるが、気が付いたらまた同じ状態だ。 あと5分我が家の

ChatGPT後の世界 - 何が人間に残るのか?

計算能力は必要か?小学二年生になる娘は、”Prodigy”という学習ゲームをiPadでやっている。 ロールプレイングゲームになっており、算数の問題を解けば敵を倒すことができる。 そしてうまく倒せばキャラを仲間にできるストーリーになっている。 元々学校で紹介され、楽しく学べるので隙間時間に自分で進んでプレイしている。 ある日家で仕事をしていると、リビングからこんな声が聞こえてきた。 「Hey Siri, 12から何を引けば5になるの?」 「んっ?」と思う私。 更に

どうせやるなら気持ちよくやるべし - 父からの金言

前回投稿で少し父に触れた際、この金言が頭によぎった。 私が小学生だった時。 どこの家庭でもある様に、母からよく「ちょっと洗濯物畳んでおいて―」「食器下げるの手伝って―」というお呼びの声がかかる。 それに対して、一言目に必ず「えー」と言う自分がいた。 最後には絶対手伝うのに。 その会話を聞いていた父から言われたのがこの言葉だ。 「どうせやるなら最初から嫌な顔をせずに気持ちよくやったらどう? なんかもったいなくない?」 この何気ない一言が強烈に印象に残っている。 小学

Y世代の葛藤と憂鬱 - X世代に従うか、Z世代に学ぶか

私はY世代。就労人口の大よそど真ん中に位置し、上司はX世代、新たに入社してくる若手はZ世代、そんな狭間の世代だ。 Generation X(X 世代)= 1965 – 1980年生まれ 41 – 56歳 Generation Y(Y 世代)= 1981 – 1996年生まれ 25 – 40歳* Generation Z(Z 世代)= 1997 – 2012年生まれ 9 – 24歳 *Y世代は2000年代に成人を迎えたMillennialsを含む。 *年齢分布は2021年

人生を楽しむための年末の振り返り - 自分のために自分を理解する。

これを書いているのが2021年12月中旬。一年が過ぎるのは早いもので、もう年末が近づいてきましたね。この時期になると一年を振り返り、来年の抱負や計画を考え始める人も多いのではないでしょうか? ちなみに皆さん、どんな方法で一年を振り返っていますか? 人や家族によって色々な習慣があるかもしれないですね。 私の前職の上司は、年始に親戚で集まって抱負を書き初めするようです。 ちなみに私はコロナの前までは、札幌の実家の近くにある喫茶店にノートを持ち込み、一年を振り返るということ

幸せを作る3つの脳内物質

科学的に幸せになる方法幸せの形は人それぞれというが、 科学的に言うと 人の幸せは主に3つの脳内物質に支配される。 それは、  ①セロトニン  ②オキシトシン  ③ドーパミン だ。 つまり幸せになりたければ(正確に言うと幸せを感じたければ)、 この3つ脳内物質を分泌させる必要がある。 幸せ脳内物質の増やし方簡単に言うと、 セロトニンは心身共に健康な時に、 オキシトシンは愛情や友情などの人とのつながりを感じる時に、 そしてドーパミンはスポーツや仕事などで

子育てで知っておきたいリーダーシップの考え方

子育て×リーダーシップ「叱るより、褒めなさい」 (けど、叱らなきゃいけない時もあると思うんだけど・・・) 「口うるさく言わずに、信頼して、自由にさせなさい」 (わかるけど、人として自由にさせたらまずいこともあるでしょ・・・) 私には7歳の娘がいますが、 色々な子育て本を読んでも、正直 「頭ではわかるけど、実際無理じゃない?」 と感じることがあります。 そんな時、自分のイメージにピタッとハマったのが、 子育て本ではなく、 ビジネスの文脈でよく使われる Si

ベジタリアンという選択

興味を引いたその理由先月立て続けに2人のベジタリアンの知り合いに会った。 1人は中学からの友達でロンドンに住むプロカメラマンの日本人。 もう1人はインド系シンガポール人の大学教授。 ベジタリアン自体は新しい概念でもないし、身の回りに多くはないが決して稀有な存在でもないので、ここまでだと「へー」で終わる。 しかしここで興味を引かれたのは、全く共通項の無い2人が全く同じ理由でベジタリアンを選択しているという事。 それは環境問題。 恥ずかしながら、初めてその理由を聞いた