創業2期目を終えて想うこと(スタートアップ経営者向け)
みなさん、いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
カタグルマの大嶽です。
2022年ももう直ぐ終わり、新たな年を迎えようとしています。
皆さんにとって、今年はどのような年になりましたか?
年初には、「今年はこんな年にしたい!」と目標を立ててそれを達成した方もいれば、そんな目標立てたなぁ、、とすっかり景色の違う年になった方もいるのではないかと思います。
弊社カタグルマも起業して丸2年が経ちました。
今年の弊社は、
「第一創業期スタート、組織の基盤づくりとPMFの達成」
という、至ってシンプルな目標とスローガンを掲げています。
分解すると、
1.組織の基盤づくり
2.PMFの達成
なので、それぞれのテーマで振り返りたいと思います。
1.組織の基盤づくり
昨年末時点でのメンバーは私と取締役(CTO)の2人でした。
今年は事業成長とともに、チームメンバーがかなり増えることを予想していたので、まだまだ小さいチームとは言え、開発、マーケ、IS、セールス、CS、コーポレートと一般的な組織構造の基盤を作ろうと考えていました。
結果的に年末時点では、社内メンバー9名、業務委託メンバー7名となり、まだ、部門によって基盤のレベルは異なるものの、分業体制は形取られてきました。
特にCSメンバーは年初より4名となるのですが、それぞれがマルチタスクではあるものの、素晴らしいメンバーが揃っています。
また、CSメンバーでコーポレートのHRも行ってくれているメンバーがいてくれること、クリエイティブやマーケセールスに強いメンバーがいること、これは本当に助かってます。
これにより、私はマーケ、トップセールス、ファイナンス、リクルーティング、業務提携などの渉外活動、キャッシュエンジン事業の活動にも集中出来るし、CTOの川もプロダクト開発に随分集中出来るようになってきました。
さらに1月以降は、WEBマーケの業務委託も開始します。
総勢18名のチームとなりますので、今年構築した基盤の上に、成長に応じた組織のアップデートをしていきたいと考えてます。
2.PMFの達成
カタグルマのPMFの定義は9つあります。
1.顧客ターゲットが明確であること
2.無料トライアルから契約率80%
3.ユーザーリファラルが5%
4.熱狂的ファンユーザーが複数いる
5.トラクションが増加(T2D3ペース)
6.突然のマーケットからの強い引き発生(月間無料トライアル30件)
7.プロダクトで顧客の生産性を上げられる(付加価値/投入時間)
8.プロダクトを使えなくなることで半数以上が辛くて仕方ないと感じる
9.年間解約率5%未満(月間0.5%未満)
今年は特に4月以降、後期からはさらにこの9つを意識してきました。
ユーザー数、MRR、ユニットエコノミクスというトラクションも重要ですが、目標達成に向け、この9つの指標の何がクリアされていて、一方されていないのか、これをチェックしてきました。
まだまだクリアされていない項目が多いのですが、例えば熱狂的ファンユーザーがいてくれたり、突然マーケットから強い引きが発生(12月はトライアルユーザーが40件を超え、さらに20件近い新規トライアル発生)しています。
そして、スタートアップらしく、MVVを常に心に持ちつつ、PMFの達成をすることにこだわっています。
単に数字だけを追いかけるような経営スタンスは個人的に向かないし、魅力も無いので、如何にカタグルマらしくPMFをするか、ということも大切にしています。
さて、来年は、1月6日に経営方針発表を行います。
今年は比較的計画通りに物事が進んだ年でしたので、PMFの達成は継続しつつ、会社としては次のフェーズを見据えて動いていきたいと思います。
最後になりますが、1月から新たなオフィスへ移転します。
部屋の変更はあったものの、2年間お世話になったレンタルオフィスとはお別れです。
前職のオフィスは東京駅北口徒歩1分、数百坪の一等地、そこからたった8m2の小さなレンタルオフィスに変わり、多少は都落ち的な感情もありましたが、やはり住めば都。
創業期を支えてくれたオフィスとの別れも寂しいものです。。
チームメンバーも増え、さらに今後も増えますので、物理的にオフィス移転しなければならなくなってきたので、前向きな別れを告げました。
来月からは心機一転、新たなオフィスからスタートします。
皆様も良いお年をお迎えください。
今年も当コラムをご愛読いただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします^_^
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