保育業界における2024年の経営方針
みなさん、いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
カタグルマの大嶽です。
さて、私の中では一つの大イベントでもある保育博が終わりました。
今回もコロナ明けで膨れ上がった昨年とほぼ同数のたくさんの来場者にお越しいただきました。
特に来場者特性としては、園関係者の割合が多かったこと。
これまでは業者やその他に分類される方が多かったのですが、ブース出展企業として来場してほしい方が多く来てくれたのは大きかったと思います。
セミナーもほぼ全てのセッションで満席。
私とワークイノベーションの菊地先生のセッションもありがたいことに立ち見の数がかなり多く、しかも最後まで席を立つ方もおらずに聞いていただきました。
ご参加いただいた皆様、この場で御礼を申し上げます。
さて、本題です。
2023年も終わりに近づき、2024年の新たな年がもうすぐそこまでやってまいりました。
皆様にとって2023年はどのような年だったでしょうか?
2023年の保育業界は、こども家庭庁が発足し、政府も新体制でこども政策を再出発させ、こども未来戦略方針を骨太に新しいビジョンも示されました。
今後の日本国内におけるこどもの存在、向き合い方の指針となる「こども大綱」の完成ももうすぐですね。
一方で、保育士の虐待や不適切な保育などの痛々しく、見るに堪えない事件が昨年に引き続き目立ちました。
また、出生数の大幅な減少による施設の定員割れ、食材費などの物価高騰などのニュースが多く、先行きに不安を感じずにはいられない経営者の方もたくさんおられた年だったと思います。
そして、業界再編の文脈では、大小問わず、M&Aがとても盛んでした。
私は生業にはしておりませんが、株式譲渡や事業譲渡のご相談が特に売却サイドから多くありました。
次に業界の市場環境です。
詳細の分析内容は省きますが、特に大きな傾向としては、
供給(保育の受け皿)は依然増え続けているが、需要(申込数)は減少し、特に0歳児での減少が著しく、それによって定員充足率が下がり、定員の空きが増加している。
ということが主なトピックスです。
保育士等の人材環境においても、こちらも詳細の分析は省きますが、どの数字を見ても、採用環境は益々厳しい状況になっています。
皆さんはこれら保育の需給環境と人材環境の双方の事実をどのように捉えるでしょうか?
恐らく、多くの方が悲観的に捉えることでしょう。
それはやむを得ないことですが、業界においてプラスに影響する事象もありました。
例えば、女性の就業率及び就業数は昨年よりも増加して過去最高になっていたり、新型コロナによる利用控え・育休延長者の減少していたり、厚労省による育休延長審査の厳格化の検討されていたり・・・
決して、これからの法人経営、園経営において過度に悲観的になり過ぎずに向き合う姿勢もとても大切だと思っております。
ではこれらの業界動向や社会環境の変化を踏まえて2024年度はどんな経営を進めていくべきなのか?
市場や社会の変化、業界の動向や兆候、そして業界を代表するたくさんの素晴らしい法人経営者とのディスカッションを経て整理すると、
2024年(度)の経営方針は以下の3つの柱が重要になります。
1. 経営の肉体改造
〜贅肉体質からの脱却!経営を筋肉体質へ〜
2.リ・モデル
〜多機能化ではない地域子育て支援のフラッグシップ〜
3.地域になくてはならない園
〜選ばれる園ではないMust haveな園づくりの5つの具体的実践〜
これら3つの柱の詳細をこのコラムでお伝えしたいところではありますが、今回は申し訳ありませんが、ここではお伝えしません。
今回のこのテーマによるオンラインセミナーでお伝えをさせていただきます。
昨年は同じ時期に全国私立保育園連盟様の青年会議の全国大会をはじめ、日本保育協会の各支部、全国認定こども園協会の各支部、私立幼稚園経営者懇親会等で2023年の経営方針について生々しくお話をさせていただきました。
今年も他の場で一部話をしているのですが、この2024年の経営方針はややセンシティブな内容も多く、このオンラインセミナーでの講演が最も詳細に語れる場になるとなると勝手に考えてます、、笑
なので、現状の経営のあり方や皆さんがすでに行なっていること、考えておられることをかなり突き刺していく内容になるので、気分を害する気がする方は参加されない方が宜しいかと思います。
ただ、上記の3つを眺めて、これらに関して2024年(度)に取り組む必要がないと思う経営者の方がおられたとしても、恐らく近いうちに何らか取り組まなければならない状況になる可能性が高いです。
ちなみに、一昨日に弊社のメルマガ登録者の方々にだけに本セミナーのご案内をお送りしたところ、2日間で既に120名を超える方にお申し込みいただいています。
お申し込みいただいた方、ありがとうございます。
来年度に向けて法人の経営計画や事業計画を年度末にかけて作成される経営者の方もおられると思いますが、その参考になるのは間違いないと思いますので、是非ご参加ください。
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【セミナーの概要】
●タイトル
経営者・幹部・園長限定!
「2024年の保育業界時流予測と経営方針」
●日時:
12月12日(火)13:00~14:00 LIVE配信
12月19日(火)13:00~14:00 録画配信
●参加費:無料
●ツール:
ZOOMウェビナーによるオンラインセミナー
●内容:
・2023年業界ニュースとキーワードを振り返る
・経営実態から捉える経営状況の事実
・2024年3つの経営方針とその具体的実践方法
・3つの市場指標から分かるあなたの園の姿
●申込〆切:各日前日18:00
●講師
株式会社カタグルマ
代表取締役/CEO 大嶽広展
●お申し込み方法
ご希望の日程につきまして下記よりお申し込みください。
※事前予約制:ご予約は下記URLをクリック
■12/12(火)13:00~14:00 LIVE配信
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_cU_rhy80RgqbNPiC00BnwQ#/registration
■12/19(火)13:00~14:00 録画配信
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_pbjy5vUBSK2n48b4xq9sgQ#/registration
本セミナーは幼稚園、保育園、療育施設等を運営されている事業者様を対象としたセミナーとなっております。
弊社にて対象外の法人様と判断させていただいた場合や、上記お申し込みフォームにて正確な情報が把握できない場合につきましては、セミナーのご案内をお送りできない場合がございます。
予めご了承くださいませ。
なお、お申込みいただいた皆様にはそれぞれに異なるご視聴URLをご案内いたしますので、
お手数ですが、ご参加いただく方は皆様上記よりお申込みいただきますようお願いいたします。
※ご視聴URLをご共有いただくことはご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
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