しっぺい太郎の伝説

サーフィンブログにしっぺい太郎の伝説のことを書いてしまった。
本来ならここに書くネタなので、改めて。


福田漁協の隣渚の交流館にあるしっぺい

静岡の豊浜でサーフィンした時にご当地キャラを見つけて、記念写真を撮った。
普通のご当地キャラかと思っていたが、春野に住む83歳のおばあちゃんが
「しっぺい太郎っていう霊犬がいて、大猿を退治して長野に戻って行ったっていう伝説があるんだよ」と教わった。

「しっぺい太郎」の伝説には諸説あるが、共通しているのは長野県の駒ヶ根と静岡県の岩田市が舞台になっていること。
そして、人身御供で妖怪に喰われてしまう娘を助けたり、悪さをする大猿を退治したり、磐田にある災厄を祓ってくれた霊犬だということ。

興味深いのは「しっぺい太郎」の故郷が長野県であること、遠州と信州、天竜川という川によって文化がつながっていたという理由が考えられる。
浜松や磐田あたりから長野に上がる道に高速道路はなく、国道の151号線を使うしかない。
浜松から飯田に行く間に浜松から東京へ行けてしまうくらい、現在ではアクセスが悪い場所。
しかし、飯田から浜松には天竜川という大きな川が流れていて、昔から長野と浜松は文化交流があったようだ。
浜松には長野から移り住んできた人が多く「信濃会」なるものも存在する。
僕は歴史に詳しくないが、、遠州と信州、この呼び名にも何か関係があるかと思える。

伝説の一説には「しっぺい太郎」は大猿を退治して駒ヶ根の光前寺帰って行ったというものもある。
そんな凄い霊犬さまとはつゆ知らず、馴れ馴れしく記念写真を撮ってしまった僕。

磐田市の見付天神には見付天神像が祀られてるらしい。
妖怪を退治したことから、危難よけ・災よけの神様として昔から信仰されてきたらしい。

サーフィンの事故からも守ってれそうな「しっぺい太郎」。

次回、豊浜に行ったら、見付天神に行き、「しっぺい太郎」にご挨拶してこようと思う。


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