名誉毀損裁判、その後の報告

新たな扉を開けるのは勇気がいること。
このままそっと放置しておきたい気持ちもあります。

先のnoteに書いた通り、3年もの歳月を必要とした名誉毀損裁判は高等裁判所が判決を下し、元女子大生とその夫に対して慰謝料100万円の支払い命令を出しました。
セクハラ、パワハラが争点になる場合、圧倒的に男性側が不利な中、完全勝訴と言える判決でした。
弁護士曰く、慰謝料として支払いが命じられた100万円は名誉毀損裁判としてはかなり高額な部類で、裁判所が僕自身の被害を認定してくれた形だと。

その慰謝料が払われても、3年に及ぶ裁判は大赤字。
この3年でネット炎上の事件がいくつも起きていて、ネット上の本人確認の開示請求もしやすくなったが、名誉毀損の慰謝料は日本ではあまりにも低く、勝訴しても赤字になってしまうのが現状です。

その後、Twitterなどで関連記事をリツイートした人たちとも和解が進み、謝罪、和解に応じてくれた人がたくさんいます。
この3年間で多くの判例が出て、今では「リツイートしただけ!」は言い訳にならず、リツイートした時点で名誉毀損となります。

このnoteの中でも正直に久保田と和解したことを書き、その上で自分の意見をはっきり述べている人もいます。

一方で、やり逃げ状態で、こちらからの問いかけを無視し、ご自分は世の中を切るジャーナリスト、インフルエンサーとして活動し続けている人もいます。
そして、判決が出たにも関わらず、慰謝料を払わず、知らぬ存ぜぬの顔をしているお二人。

弁護士と相談して、名前を出しても問題ないとの結論で、名前を出します。
多くの人がもうご存知かと思いますが、

今回の事件の張本人、元女子大生とその夫は常岡真悠子(旧姓イソベ)と常岡浩介です。
かつてはジャーナリスト仲間と思っていましたが、、残念です。
日本の法律を遵守できないのであれば、永遠にパスポートは発給されないでしょう。

この炎上事件を加速させてくれた影響力の強い人、ジャーナリストであったり、インフルエンサーであったり、政治家である3名の方に連絡をしましたが、お返事ありませんでした。

有田 芳生氏。
オウム事件の頃、テレビをみていて憧れたジャーナリストですが、
残念。
自身のTwitterで下記のように書いています。

ジャーナリストであれば、一番大切な裏を取る作業をして欲しかったです。
一方の意見だけを聞き、報じるのはジャーナリストとは言えないと思う。

佐々木 俊尚氏
僕は存じ上げなかったのですが、元毎日新聞の記者さんだったとか。

有田氏同様、ジャーナリストであれば、裏をとる取材をして欲しかったです。
すべきだったでしょう。
毎日新聞に在籍していらっしゃったからには取材のイロハは教わっているかと思います。

この人に対しては判決が出た後、共同通信の原田氏がTwitter上で
「佐々木さん、本裁判では貴殿の名前も出ていますが、久保田弘信さんに対してかける言葉はないのですか?」
と問いかけているが、返答なし。
その他にも
Twitter上で、
こちらの件ですが、先般の訴訟で久保田弘信氏側が勝訴いたしました。佐々木さんは結果的に事実無根の記事をシェアしたわけですので、最低限久保田氏側に謝罪をされるべきではないでしょうか?
これも返答なし。
佐々木氏は自身のページで長々と僕のことを書いていて、それは判決が出た後も消されていない状態。
Twitterという双方向のツールを使っているが、都合の悪いことには返答しない。
ジャーナリストとしてはいかがなものかと思います。

田端 信太郎氏
ご自身で田端塾長と名乗っていらっしゃるインフルエンサー。

この方も存じあげなかったので、色々拝見しましたが、世の中を切る発言をされている方。
世の中を切る発言をする人はいていただかなければならないと思います。
歯切れの良い発言をされていて、これからもご活躍していただきたい方。
しかし、ご自分の発言にも責任を持っていただかないと説得力がないかと思います。

上記3名の方には有名でご活躍されている方々なので、お立場もあると思い、
謝罪、和解していただければ良いです。
立場上ネット上での謝罪が難しいのであれば、該当記事を消して、和解に応じていただければありがたいです。と連絡させていただいています。

この3名の方を恨む気持ちは一切ないですし、落ちて欲しいとも思わない。
有名人であっても、影響力が大きな人であってもミスはするから。
やってしまったことは戻らないから、ただ謝罪してくれれば良いのですが。
あまりにもリアルな文章だったので、裏を取らずにあれこれ書いてしまってごめんなさい!と謝っていただければ。

この炎上事件が発生した時、僕は色々と反論したかったが、何も言えなかった。
間違いなく火に油を注ぐだけだと思ったし、裁判の判決が出るまで3年間、
多くの人の誹謗中傷を我慢してきた。
その間に多くの仕事、友人、信用を失った。
人生を終えようかとも思った。

ようやく判決が出て、全て解決。
となれば良かったのですが、いまだにネット上には上記のような記事が残り続けていて、できれば何もしたくなかったけど、動かざるを得なかったです。

上記3名の方とも、和解、謝罪に応じていただけていない方々ともネット上で争う気は一切ありません。
炎上さえも商売にされる方もいらっしゃいますが、僕はご遠慮します。

名誉毀損の民事上の時効は損害及び、加害者を知ってから3年。
加害者などを知らないまま期間が経過した場合、時効は20年。
1人1人と裁判するにはお金が必要ですが、時間はまだまだありますので、
言論の自由だから何を言ってもいいだろう!などと誤解している人が今後出てこないように僕が生きている限りたたかっていきます。

自分よりお金も権力もある人に物申すのは怖い。
これを書いていて、心拍数が上がるし、やっぱりやめようか、、と何度も思う。
ジャニーズ事件で言われているように日本は権力側に忖度する国だから。
本当の意味での言論の自由とは相手が権力者であっても物申せることではないだろうか。

最後に
言論の自由はとても大切。
物言えなくなる社会は怖い。
だからと言って人を傷つける発言をして良いわけではない。
一つ一つの発言には責任が伴うことを忘れないでいただきたい。
これ以上、ネットの炎上事件で命を失くす人が出ないように。


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