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Hiro's Diary

’愛と感謝の日々の入院記 第2話’

病室の窓は大きくベッドからはいつも大きな空を眺めることが出来ました。
昼間は青空の中を泳いでいるように見える’雲の動き’
夕方は上の写真のような夕焼け空
夜は星とお月様が見えるのです。
遠くに見える山は六甲山の山並み。いつもパワーを頂いていました。
空を眺めていると空と一体化しているかのような感覚になりとても気持ちが癒やされました。

さてさて…前回の続きを書かせていただきます。

入院初日の夜は24時間看護という安心感からかとてもぐっすりと
眠ることが出来ました。朝を迎え、皆さんが朝食を食べておられる
気配を感じながら’絶食の私’は水をゴクゴクと飲みながら
’あ〜お腹が空いた〜’と何度も何度も心の中で呟いていました。
しかし…この絶食も3日程で慣れ食べないことが苦になくなっていくのです。
人間の身体って’慣れていく’ということが備えられているということを
実感しました。これは絶食に限らず、病院での自由のきかない環境下も
最初は苦痛でしたが直ぐに慣れいつも心の中で’しょうがないよね〜。しゃ〜ないな〜’と自分に言い聞かせ日々過ごしていました。

絶食、そして小さな機械付きの重い点滴スタンドに栄養が含まれている点滴、
抗生剤の点滴、貧血気味だったので鉄分の点滴3種類がぶら下がった点滴スタンドを押しながらのトイレや検査室への移動を何10回としていたのですが
今思えばどこにそんな気力があったのか?病人でふらふらでもどこからか底力が湧いてくることに自分のことながら’人間が持つ強さ’を日々実感してました。
私の中にある’生きたい!!’という想いが背中を押してくれたのかな〜とも思います。

入院2日目へと戻り…
この日から翌日までは’検査、検査の日々’へと突入しました。
採血、心臓の検査、CT、大腸の内視鏡検査など。腸内洗浄のための
2Lの下剤を飲むこと。これがスポーツドリンのような味のような
そうでもないような微妙な味で’あ〜飲みにくい!!何やねんこれ!!’と心の中で
叫びながら時間をかけながら飲み干しました。
翌日、腸の中が空っぽになったところで、手術着のような服に着替え
看護師さんに付き添われ’腸の内視鏡検査室’へと入りました。
覚えているのはとても’薄暗い部屋’。ドキドキ…横向けになり検査が始まり
鎮静剤が効いてきたのか意識が薄れていきましたが、途中何故か痛みを
感じ’痛い!’と言ったところ身体を抑え付けられ、その後、気が付いたら
病室に寝ていました。検査後ストレッチャーで運ばれたのでしょうね〜。
鎮静剤が効いていたのか目を覚ましたのは夕方近くでした。
あ〜よく寝たという感じで手術着からパジャマに着替えぼんやりとしていました。

腸の病理検査の結果は約1週間後ということでこの時点ではまだ病名も
分からず、全ての検査も終え週末から翌週にかけてゆっくりと過ごしました。
何となく自分の中では病名は分かっているけれど、悪性ではなく良性であればいいな〜と思ったり、何があっても動揺することなく受け止めようと思ったりと
そんなことが頭の中をぐるぐると回っていました。

入院中は検査を始め全てが私にとって初めてことで、それも心身に痛みを伴うこと
ばかりで’不安と恐さ’で、今ここから逃げ出したい!!という衝動に
何度も駆られることばかりでしたが’逃げるともっと時間がかかるし悪化していく’
ので、腹をくくり来るもの拒まずで全てを委ねていきました。
そんな時はいつも前述したように…
’しょうがないよね〜’もしくは’しゃ〜ないな〜’と何度も呟いていました。
’しゃ〜ないな〜’って言うと…何か空気が抜けてとても気持ちが楽になりますよ〜。ほんまに…

入院記つづく…

P.S. 
入院中もそれ以前も多数の皆様から’ちょんまげ’の販売について
お問い合わせを頂き、ありがとうございました。
私の体調次第で再販出来るかどうか分からなかったので
2ヶ月もの間’販売休止’とさせて頂きました。
しかし!準備が整い始めましたので、期間限定、10本の限定販売で
7月中旬に再販させて頂きます!!
どうぞよろしくお願いいたします。
’ちょんまげユーザーの皆様!’いつもありがとうございます!!
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