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パターンという名の落とし穴と小規模ライブの魅力

僕は10数年前からブルースを演奏したくなり、ブルースセッションに通い始めました

そして間もなくして船橋にあったお店のブルースセッションでそこのホスト(セッションの仕切り役プレイヤー)の代役をやらせてもらい、現在では2カ所のお店でブルースセッションのホストプレイヤーをさせていただいています

元々通っていた音楽学校ではジャズを教わっていたんですが、ブルースのサウンドの方が肌に合うというか、フォーマットもリズムも好きになっていきました



ルーツミュージックとは

ジャズとブルースは(ルーツミュージック全般といってもいい)パターンという手順が決まってないというのが一番の魅力だと思います

もちろん、ジャズにもブルースにも有名なパターンはあるんですが、それだけやっていれば良いわけではありません どちらにも即興要素が多く、極端に言えば「なんでもあり」なんです

じゃあどうすればいいの?って事になります もちろん最初はパターンを覚えるところから始まるんですが、即興が多いってことはメンバーも含め毎回同じフレーズを弾いているわけではありません それに対してこちらも色々アプローチをして反応し、会話をするように演奏していきます そういう音楽なんです

最近、レジェンドだけではなく新しい、知名度ある無し関わらず観るのが好きで色々な発見があります

特に今はyoutubeもAIで関連動画を次々紹介してくれるので色々観ているとドラマーだけ観ても誰一人同じハンコで押したようなプレイをする人はなく、手順もフィールも個性的です

こういう音楽はどうやって身に付けていくか

結論からいくと「真似をする」です いわゆるコピーです

え?ロックでも何でも最初はパターンをコピーするところから入るでしょう?という声が聞こえてきそうですw 

僕が言うコピーとは「これカッコいい!」と思うものをコピーするってことです

なんでもありだからこそ、自分がカッコいいと思うものをコピーするということなんです それにはドラム以前にその音楽そのものが好きにならないと難しいと思います

どれだけそれを好きで聴いているのかというのは、その人が演奏をしているのを聴くと大体わかってしまいます だから長い間それをたくさんライブを聴いて演奏しないと身に付かないものだと思います

最近ようやく僕もそれらしい演奏が少し出来るようになってきたのかな、と思えるようになってきました 


ライブでの演者とお客様の距離感

この動画のように皆が一体になっているのがわかると思います これが僕の思うライブらしいライブです

お客様が反応し、演者もそれに反応し、結果こういう演奏になりましたという典型的なライブだと思います

大きな会場でのライブしか観たことない、またはライブ自体観たことないという人は機会がありましたら是非こういうライブを観に行ってみてください 

小さな会場でしか味わえない生音の音圧と空気感に病みつきになるかもしれませんよ!





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