背中を見せることを意識し始めた私について
こんにちは。普段は設計事務所兼内装工事会社に勤めている生業は一級建築士の日侶夢楽暮の順ヒロムラです。
日頃、チャンスは少なく感じていても、その機会が来た時に全力を出せることの有り難さ、そして背中を見せることの大切さをお伝えできれば嬉しいです。
最近会社は若手育成に力を入れており、挑戦的な仕事は若手が担当。私自身もモノよりもコミュニティに興味を持っていて、もう設計業務は卒業かなーと思っていたのですが、やはり、この仕事を続けているのは設計が好きなんだなぁと実感することがありました。さらに年齢に応じて仕事の姿勢は変わっていくことが大切だと気づいた話をします。
それは繁忙期、後輩が対応仕切れない案件を引き続き担当した時のこと。
今回の案件は所員40人規模のオフィスのレイアウト変更。増員および、働き方改革を推進するために行う工事です。
後輩の作ったプランを見て、何のためにこの工事をするのかよくわからんなぁと思いながら見積作業を進めていました。積み上がる工事代金に財務担当者からは高い!と言われて減額のための打ち合わせを支店長とすることになる訳ですが、そらそうだよな。私もこの内容でこの金額。費用対効果は低いと思いましたよ。
打ち合わせはモニターに図面の編集画面を映し出して進めていきました。後輩の提示したプランを尊重しながら、何とか妥協点を見つけてクロージングに差し掛かった時、支店長が「ちょっとその机、90度回転して、壁につけてみて?」と言い出しました。やっぱりな。この瞬間、今まで提示していたプランに満足してなかったことがわかったのです。
その場で修正プランは完成しませんでしたが、最低限必要な条件を聞き出したら、なんだかできるような気がしてきて、打ち合わせ後、一気に4案を新しく書き上げました。
通常、一般の方には選択肢が多いことは迷わせることなので、本来は多くの案を出すのは控えたいのですが、ちまちま何度もプランを変更するだけの時間もありません。何を優先するかで選ぶプランは決まるということを書き添えて、メールで提出。その日のうちにプランを書き上げたのは久しぶりで、私にとっては充実感を得られた時間でした。
会社にコンペに手を挙げても別の担当者が指名されて最近は設計へのやる気に蓋をしていましたが、やっぱり人の動線を想像しながら図面を描くのは好きなんだなぁと感じました。
私の設計する上での信条は図面上で変更するのに労力を惜しんではいけないということ。一度着工してしまったら、設計変更するとその都度お金が掛かるし、手配している人にも負担がかかります。しかも積み重なると大きな金額になり、無駄も多い。着工前なら紙の上での変更は私の人件費だけなので、安いもんです。
初めはヘルプとして取り組んだ仕事ですが、後輩に仕事のやり方の一つをお伝えする機会になるならと張り切っていた自分がいます。なぜなら彼女にはすでに優秀な指導社員がいるから。彼の仕事のやり方も一つの手段でしかないよと伝えたかった私がいます。
後輩の彼女は何を考えながら仕事に取り組んでいたのでしょうか。誰のために設計をしていたのだろうか。工事予算を握っている人?それともそこで働く人?今回の打ち合わせで後輩はどんな思いで同席していたのだろう。
今回のことで何か私から学んでくれていることを期待しながら、少し経って一度聞いてみたい。
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順ヒロムラの想い
誰もが生きやすい社会に貢献したい!
なぜなら、
私は知らず知らず、
ずーっと生きづらさを感じていたことに、
気がついたから。
人や社会に貢献することが、
幸せを感じる人生
だと、学び、知ってから、
日々実践しています。
noteでは、
ひと、まちのバリアを減らせるヒントや、
日々の気づきをお伝えします!
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※企業、宿泊施設、学校などで
・環境と心のバリアフリーに関する考え方や取り組み方
・人財育成のための実践型ボランティア活動活用
・自己成長と社会貢献になる生涯学習のあり方
・地域活動、管理組合における世代交代の秘訣
についてお話しすることができます。
累計500人以上の中学生の前で話をした実績あります。2024年度以降、増え続ける予定です。
興味のある方、私とお話をしてみたい方は
「noteみました」
とご連絡ください😌✨
X(旧Twitter):@hiromu_lab
メール:hiromu.lab@gmail.com
2024年度は講演料は無償でお請けいたします。
ただし千里ニュータウンからの交通費および宿泊費は実費御負担願います。
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